planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

Google miniか、namazuサーバか

2005年01月14日 | (`・ω・´)
Googleが、Google Search Applianceに引き続き、5万ページ対応の小型アプライアンス、google miniを発売するそうだ。中~小規模NW向けで五千ドル、220種以上のファイルタイプに対応。同時に、従来の検索アプライアンスは多言語化、アクセス制御などの機能を向上。

メンテナンスコストの低いアプライアンス製品は、目的を満たす事を第一義に考えるならいいソリューションだと思う。確かに、管理者の異動にも耐性がある。
ただ、アプライアンス製品で対応していると、PC-Unix+namazuなどで構築している場合に比べて利用者の技術レベルがちっとも上がらないという致命的な弊害がある。

日頃思うに、最近はLAN管理をアウトソーシングしているせいか、若手のスキルが大幅に低下している。rootとしてサーバを維持管理したり、adminとしてルータのフィルタを書き換えたり、といった事が日常に入り込んでこないのでは、稼動を考えるといいことなのだが、修行にならない。
たとえば、fmlで運用されている職場のMLにメンバーを足す場合、コマンドメールを使うのではなく、放っておくとLAN管理センタにオーダーを投げてしまうとか、そんな具合だ。
昔、担当自らがLANも管理していた頃には、見よう見まねでsendmail.cfを書いたり、MLサーバを夜中までテストしたり、そうやって知らず知らずのうちに芸の肥やしにしていったものなのだが。
そういう事をやる人は仕事も出来る人が多かったので、管理職サイドから稼動削減のためにアウトソーシングしてしまった経緯を考えると、この流れは止められないのだろう。

かくして、アプライアンスは流行っていくというわけか。
なんだかなあ。もっと、LAN内に怪しげなサーバを立てようよ(´Д`;)
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2 コメント

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たしかに。 (FOJY)
2005-01-15 01:54:08
企業の細分化で、技術職も外注ばっかりなのでしょうか。

私が「そにい」で契約社員やってた頃は、仕事のスピードをあげるために(早く帰りたいために)、perlやShellを自力で組んだりしてました。

Linuxいじりも見よう見まねで、成長してたなあ・・



今、その頃の勘を取り戻そうとしているところです。

今ちょっと腕がおちてますorz
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アプライアンスもそうだけど... (akihiko)
2005-01-15 09:31:05
最低限(?)必要なものが装置なり組織の体制なりで提供される一方、実運用環境の一部を好き勝手できるご時勢じゃなくなってきているのはあるんじゃないかなぁ。

怪しげなサーバを立てたくても限界があるような。



ここはひとつ、ほとんどサービスが提供されてない修行用ネットワークを作って、OJT と称して若者をそこに放り込んで自分の生活環境を自分で作らないといけない状況を作り出すとか。

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