planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

フリスクPC(その2) ケースを削ろう

2018年12月28日 | ..._〆(゜▽゜ )
前回記事では、電気工作部分に焦点を当てたが、ケース加工もやっぱり物理。

 簡単に結果だけ書いているが、ハンドドリルといいつつタップドリル(T字型のハンドルにチャックがついてて、タップ・ドリル刃を取り付ける感じ)でぐりぐり穴をあけてはニッパとやすりで穴を広げる作業でなので、
- ドリルで穴をあけた勢いで指の先にも穴を開けかける。とても痛い。
- やすりで削る勢いで、やすりの先端の尖ったところで指を突く。それなりに痛い。
- 大きな開口部はカッターで削ったりしたのだが、勢いで以下略。
作業する時は、焦らず気を付けてやろうね!

・ケース加工
 そんなわけで、フリスクケースに穴をあけて、削る。
 フリスクケースの底面にハンドドリルで4隅をあけて、カッターで気持ち小さく切り抜き、100均で買ったヤスリでいい大きさまで削る。ジョイスティックとプッシュキーの部分も、現物取りで開ける部分を決めて切り取って削る。4隅にLCD HATを固定するネジ穴を2.6φ・・・の手持ちがないので3φのハンドドリルで穴あけ。GPIOコネクタの反対側はスペーサを挟むようにしたのだが、RPiの動作LEDの光がナイロンスペーサを介して見えるので、1箇所はネジを止めないことにした。
# 初号機では、最初に入手した1.4型 128x128 LCDの方に合わせて画面の穴を抜いてしまった(1.3インチのLCDを当てると隙間がある)のでかなり見た目が悪いのだが、そこは御容赦いただきたい。

 短辺側面は、microSDの差し替み口、と追加スイッチ穴を開ける。microSD用開口部はスリット状にすると格好いいのだが、microSDのはみ出しが1mmも無くて抜くのが大変なのでちょっと大きめにする。
# ついでに両側面にスイッチをつけようとしたのだが、microSDを押さえつけてしまうので断念。

 長辺側面には、RPiの電源用と外部IF用の2つのmicroUSBとminiHDMIコネクタの穴を開ける。上蓋側(LCDが上面とすると下面なのだが)がスライドして被さるので、干渉しないようにそっちも削る。ニッパで切ると容易に大きくヒビが入るので、ドリル穴を数mm間隔で開けてからつなぐようにニッパで切り、ヤスリがけで直線にしていく。不器用なので直線にならなかったけど。断じて性根がひねくれてるからまっすぐにならない、とかではないはずだ。

 上蓋は、RPi裏面のGPIOヘッダの半田付け部分が干渉するのでGPIOヘッダの位置だけ穴あけ。結果的に蓋を力任せに嵌めるのはぎりぎり無理だったので、そこまで頑張る必要は無かったかもしれないが、仕方あるまい。ちなみに、フリスクのラベルで「120% BOOST」と書かれている部分が丁度切り取る範囲になる。RPi財団も狙ってそういう基盤レイアウトにしたんじゃないかというぐらいに。

・基盤の固定
 ネジ止めの向きも、GPIOヘッダ側はLCDのみネジ止め、HDMI側はLCDもRPiも固定する方針で穴あけをしたのだが、どっち向きにネジを止めたものかと組み付けてみて色々試行錯誤した。
 全部をガチガチにネジ止めするとゴツくなるし、スイッチ押すことを考えるとグラつかず、邪魔にならずにとめたいし・・・
 結局、LCDは底面に外からネジ止め、RPi本体は蓋側に六角スペーサのネジ部を出して外側からナット止めにした。GPIOヘッダを挿すと上下が結合するので、スペーサのネジ穴に底面からネジ止めして固定するようにしてみた。これも改善の余地はあるのだが、薄いフリスクケースで皿ぐりとかやってられないのでとりあえずこのまま。

・ボタンまわり
 ボタン周辺が、特にジョイスティックが軸むき出しってのがいけてない。同じパーツを販売してるショップで対応するノブとかツマミとかキャップとかが売られていないかと探してみたのだけれど、見つからず。これは、そのうち「おゆまる」とかで作ってみるしかないのかなあ。上手く作れる自信がない・・・



 長々書いたのをまとめると、総じてケース周りは妥協が多いので、ボタンカバーとかスティックも込みで、3Dプリントでなんとかなんないかなあと妄想するが、データを作る才もないので「もう少し頑張りましょう」かなあ。簡単な組み立て図は右の通り。
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