planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

W-ZERO3見てきた

2005年10月30日 | (´・ω・`)
WPCExpoで、うわさのW-ZERO3を触って来た。
絶望した! あまりに使いづらいMSWMとW-ZERO3に絶望した! と、絶望先生になりそうだった。

幅が狭いので、電話の持ち方をしてもあまり違和感がない。幅だけは満足なのだが、とにかく分厚い。テーパーがあっても、誤魔化しきれてない。
PocketPC系の縦画面時に下端にくる十字キー+アプリケーションキーは、テーパーがついている本体のおかげで大変押しにくい。押そうとするとホールドしにくいのだ。で、縦持ち操作に便利なサイドキーとかジョグキーの類もついていない。
つまり、片手で電話操作ができないということだ。ビジネスユースを謳うなら、片手で鉛筆、片手で電話というデバイス利用状況も含めたホームポジションを考慮して欲しかった。
その上、やっぱり顔の脂が画面にべっとし付きそう。
W-SIMとデジタルカメラ、キーボード、大型液晶を組み込むには仕方ないかも知れないが、外形のイマイチ感は思った以上だった。

システムソフト面では、オンフック/オフフックボタンを押しても電話機モードにならないのは、作業中に電話が掛かってくると不便そう。
手書き入力もいまいち鈍く、かつ認識が甘い。Zaurusで培ったノウハウは一切生かされていないようだ。入力モードのインジケータ(あ・Aとかで表示)も見づらい。
Zaurus SL-C1000とほぼ同じマシンスペックのくせに、動作がいまいち重たい。接続は無線LANだったので、会場内LANの無線ハブの問題もあるかもしれないが、それ以上のものを感じた。

アプリケーションでは、カメラ撮影がホットキーで起動するようになっていたが、MI Zaurusのカメラアプリのように、ファインダー表示が大画面液晶の真ん中に小さく表示される形になっており、液晶の大きさが生かせていない。
また、Outlookが一手にPIM機能を受け持っているのだが、スケジュール画面のダブルタップで新規予定が入らないなど、細かい所で気がきいてない。

前回の比較表でも判るとおり、コスト&サイズのために切り詰めた機能も多く、携帯とPDA+PHSを既に使っているのであれば新たに購入するだけのものでは無い。
フルキーボードがついたWindowsMobileというだけで欲しがるPocketPCファンには良いかも知れないが、そうでなければ(多少の割高感はあるものの)Zaurus SL-C1000なりSL-C760なりとAirEDGEを導入したほうが幸せかも。

もちろん、「欲しいから欲しい」という層に対しては、何を申し上げるまでもなく、是非積極的に入手した上でハックしていただきたいのは言うまでも無い。
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2 コメント

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なかなかまとめられないので (りえる)
2005-10-30 15:25:28
まだエントリをあげていないわけですが、

>携帯とPDA+PHSを既に使っているのであれば新たに購入するだけのものでは無い

というのはまったくその通りであって、特にリナザウつかいさんには失望されるのは当然かと思います。

とはいえ、PDAの黄昏の時代において、キーボード付きの新機種がでること自体歓迎したいし、おそらくこれがブラッシュアップされるだろう次世代機に繋ぐことができたら幸福な気がするので、W-ZERO3を支持していますです。

とはいえ、なんでWindowsMobileにしちゃったかなー。

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Unknown (ぺき~゜)
2005-10-31 19:42:13
>とはいえ、なんでWindowsMobileにしちゃったかなー。

ここなんだよねえ。



ハードスペックはいいんですよ。

CPUパワーは十分いけてるはず。表示回りもおそらく、bvddかW100か、アクセラレータ付きLCDコントローラが入っているものと思われます。表示内容のスクロールはサクサク動いてたので。

欲を言えば、PXA270/624MHzだともっと良かったけど、コストと消費電力がね。



次世代機につなぐ事を考えるなら、もう少し高くても単体のPDAとして十分戦えるハイスペック寄りで出して欲しかったなあ、と。そこが残念でなりませぬ。
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