ＴＶ屋さんって、偉いんですね。

昨日のトップニュースだった、小学生同士の殺人事件の報道。
痛ましい事件で、常識では考えられないと、どういう経緯があったのか、大人はどう理解し対策すればいいのかと、うろたえるのは判る。実際、直接関係無い私も、あまりの事にうろたえ、気の毒に思った。

しかし、夜のTVニュースを見て、被害者の父親の談話を放映していたのには憤りを禁じえなかった。
父親がもう、ボロボロの状態にも関わらず、心優しい事を語るのが見るに忍びないというのもあるが、事件当日に被害者の父を公衆の面前に引きずり出すことが本当に必要なのか？ ＴＶ局というのは、そこまでして大衆に提供する権利があるのか？ 映像による公的な影響が大きいのであれば、納得も行くが、現段階でそんな性質の事件ではあるまい。またそういう遺族の心を踏みつけにする報道をするのか。お前ら、そんなに偉いんか？