おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

直して来ている

2023年10月12日 | 不思議な音の国

鍵盤を指で数えて探していたものを、目で探すようきちんと直して来ています。

これは、親御さんが自宅の練習をきちんと見られているということです。

レッスンだけでは生徒さんが直せる、できるようにはならない。子供一人の力だけではこのようなことはできないものです。

イリーナ先生が保護者の方への指導もされている、ということです。


さて、この動画では、日本語版ではドラゴンが風邪をひいて悲しい気持ちになっている曲を弾いています。ブルーな気分を表現します。

この曲と一緒に、ドレイヤーさんの曲集から「When I'm Blue」を弾いています。
聞き覚えと腕の動きを大きく使うことをして、ブルーな気分をこの曲でも体験させています。

この曲を弾く時に、鷲と風車のエクササイズをしています。
そのあとに弾いた腕の動きは、とてもスムーズで音もキレイです。


レッスンを拝見すると、毎回何らかの復習をしているのがわかります。

週2回レッスンでこのように頻繁に復習をしていると、生徒さんの記憶が正しく定着するであろうことが大いに納得できます。

そして、短いレッスン間隔の間に、保護者の方がきちんと練習を見て、良くない弾き方は直していることもわかります。

回を追うごとに、保護者の方も成長されているのが画面にご本人が映っていなくともわかります。

これはイリーナ先生の実力です。


習い始めは、レッスンの間隔が短い方が良いと思います。
私自身も子供の頃そうだったので、そのお陰でピアノが続けてこれたと思っています。

レッスンで何をするかだけでは、子供は上達しません。
レッスンの在り方を色々と考えさせられるイリーナ先生の動画です。

本当に学ぶことが多いです。




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ぷっちょのおまけ

2023年10月11日 | レッスン

すみっコぐらしのぷっちょに、消ゴムのおまけがついているらしく、それをもらいました。

かわいい

でも、かわいすぎて消しゴムとしては使えない··

ん?この丸い頭、指先を置くのに良さそう··
もしや消しゴム付き鉛筆よりフィットするかも、と自分でやってみるとなかなか良い感じ。

この子です。



早速レッスンで使ってみましたら、とても良いです。

この黄緑の子はペンギンというらしいです。
指先が伸びて音が潰れてきた時に、「ペンギンの頭思い出して」とか「ペンギン」と言うだけで、生徒さんたちはスッと直します。

指先は伸びていても良いというお考えもあるかと思いますが、子供に関しては指先は伸びていない方が綺麗な音になります。

気を付けないと、すぐにどこかに転がって無くすかもしれないので、ピアノの蓋を閉じてその上に置いて使っています。
一応、安定感はあり、グラグラはしません。


しろくまもあるのですが、耳がちょっと邪魔。
この丸い頭がベスト

ぷっちょのおまけは現在第4弾のようで、写真のものとはデザインが変わっています。


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チャリティーコンサートがあった日は

2023年10月10日 | コンサート情報

10月7日は5年振りにチャリティーコンサートをした日です。

ドイツ国際平和村の子供たちを支援する目的のコンサートです。


この日は、2つの大きな悲しい出来事が海外では起きてしまいました。

アフガニスタンでの強い地震。
ハマスがイスラエルへの攻撃を開始した日。


平和村では長くアフガニスタンへの支援も続けています。
病気の治療の他、食料支援もです。

今回、アフガニスタンへの緊急支援が必要とのことです。
援助物資、毛布、テントは既に届け始めており、これから医療的支援も必要になるとのこと。

平和村スタッフはアフガニスタンが政治的に危険な地域になった時も、現地とのパイプを繋ぎ止め、子供たちや病や怪我で働くことのできない親たちの支援を続けてきました。

国の支援がないひとつの団体が、長くこのような活動を継続していること。そして、迅速に動いていること。


今回の緊急支援の記事が下にあります。
お時間がございましたらお読み頂けますと幸いです。

アフガニスタン・ヘラート州での震災 – ドイツ国際平和村

メッセージを送ることもできます。メッセージは日本語で大丈夫です。
心強い日本人スタッフが平和村にいらっしゃいます。

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作曲家を知ろう!ビゼー

2023年10月10日 | 作曲家を知ろうシリーズ

今月、生徒さんに聴いてもらう作曲家はビゼーです。

紙を渡した時に、誰一人この作曲家を知りませんでした。


私にとっては、クラシック音楽との出合いの作曲家です。

年長の時に、自宅にたまたまあったクラシックのレコードにビゼーの作品がありました。

メヌエットとファランドールです。


その時に曲名まで覚えたわけではありませんでした。

だいぶ経った頃に、あの曲は誰のなんという曲だったんだろう、と思うようになりました。

メヌエットの方は他でも耳にする機会があったり、購入した楽譜に偶然載っていたりで知ることが出来ました。

しかし、ファランドールはなかなか知ることが出来ず、あの2つのメロディーが最後に一緒になって加速する所や、バスが半音で下行するところが大好きだったので、長いこと知りたい曲ナンバー1でした。


とまぁ、私にとってはビゼーは最初に好きになった作曲家の一人でしたので、生徒さんたちが誰も知らないことに逆に驚きました。

世間ではそうなんだ、と初めて知りました。

みんな、ビゼーの曲を気に入ってくれるかな。

ビゼー | Composer Sakkyokuka

Composer Sakkyokuka

 

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目で探してから

2023年10月09日 | 不思議な音の国

この光景は本当によくあります。
初心者の大人の方でもありがちです。

鍵盤をドから数えて探す。

ドから数えても良いですが、指で触って探さないことです。
弾く前に鍵盤に触って探すだけで力が入ります。そして、そのまま押さえた音は汚い音がします。

イリーナ先生、何度も生徒さんの手を数えるのを止めるよう制止しています。




初めて先生の伴奏で弾く時に、伴奏に合わせて生徒さんは楽譜を指差すことをしています。ピアノを弾かずに。

私も時々していますが、時々じゃダメだなと思いました。
自分で作った「おとのくにへ」の連弾曲集は、伴奏のパートがいつも目の前にあり行いやすいので、伴奏と上手く合わせられない時にはしているのですが、今度から毎回した方が良いなと思いました。

たったこれだけのことでも、見る、聴く、テンポをつかむ力が養えます。


動画では、音を読み始めたら結構どんどん進んでいます。

その前までに手の使い方をしっかりレッスンされているから可能とも言えます。
どんな音で弾いてほしいか、モンスターの手になっていないか、その程度の注意です。

上巻の伴奏は私も持っているのですが、この段階でも生徒さんの手を持つことが多く、もっぱらCD伴奏に頼っています。

こんな素敵な伴奏だったのかと、今頃知りました。
使わなければ損



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童謡

2023年10月08日 | レッスン

レッスンで4歳の生徒さんと童謡を歌おうと思い、伴奏を作りました。

ゆくゆく、3の指で一部分弾くことにも使えるだろうという曲も含めて作りました。


「ひげじいさん」は白鍵のドレミを覚えるのに使えます。
手遊び歌としても人気の曲です。

レッスンを始めたばかりの外国のお子さんが「かえるのうた」が好きだというので、一緒に歌おうと思いビデオを作りました。

自宅でも歌えるようにyoutubeにアップしたのですが、これが驚いたことに本人にまだ使えていないのに多くの方が見て下さっていて、不思議過ぎ・・

「かえるのうた」が世の中のお子さんが好きな曲だとは認識していませんでした。


それから、3つの黒鍵で「ちゅーりっぷ」が弾けるではないか!と今頃気が付き、「イーアイ、イーアイ、オー」と共に使おうとFis-durで作りました。

実は最初に作ったものはC-durなのですが、作って少し経って生徒さんのレッスンで3つの黒鍵で弾けると気付き、新たに作りました。

「イーアイ、イーアイ、オー」は下行形、「ちゅーりっぷ」は上行形。
イイ感じです






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第9回 チャリティーコンサート終了

2023年10月07日 | コンサート情報

本日、5年ぶりにチャリティーコンサートを開催いたしました。

コロナ禍で、先に延ばしている内にこんなに間が開いてしまいました。
そして私自身も、生徒の発表会の講師演奏で今年、久し振りに2分半位の小品を前日からドキドキして演奏したほど、人様の前で全く演奏しておりませんでした。


未知過ぎるのと、記憶力が相当衰え、練習中にポカンと音が分からなくなる現象に幾度となく初めて遭遇し、恐怖で発狂しそう、いや、いっそしてしまった方が楽か、と思いながら練習を続けてきました。

今回が人生最後のソロと決めていたので、何としても今日を生き抜かなければ、と思っておりました。他の人には大袈裟に聞こえますが。


曲目はほとんどが何十年も弾いてきた曲です。
こんなに練習するのも最後なんだなと思った時に、この曲と私は生きてきたんだなと、ふと思いました。

まぁ、なのに、本番はこんなんでお別れか・・と苦笑いでした。

自分の人生、こんなもんなんだろうなとも思った今日一日でした。


このチャリティーは10回はやると決めて始めたので、あと1回やります。
次は全曲連弾のプログラムで、ナレーションも入れて、と構想はすでに出来上がっています。


2003年から始めたコンサート。

20年経っても平和村の活動は縮小するどころか、広がっています。
地域は、アフリカ、中東、中央アジアが主になっています。

現在では、ドイツに治療のため連れてくるだけではなく、現地プロジェクトと言って、現地に病院やリハビリ施設を建て、現地で現地の人の手で治療リハビリできるよう進めています。

ドイツで治療を受けた子供たちが大人になり、そのプロジェクトを手伝ったりしているそうです。

こうして長い時間をかけ、数世代に渡り少しずつでなければ平和には近付けない現実。

知ることと忘れないこと。

それがなければ、あっという間に後退してしまうのだと思います。

 

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234の指

2023年10月04日 | 不思議な音の国

3の指から習い始め、いよいよ234の指を使う練習が不思議な音の国上巻にあります。

ここで、線·間の丸の動きも分かるようにしていきます。

ミラちゃん、234の指の感覚が最初はよくつかめない様子。
イリーナ先生は、ピアノの蓋を閉じてその上で練習させています。

これまで使っていなかった神経を開通させる時は焦らずに。



上手くできないと子供はこれなら出来ると言わんばかりに、関係のないことを弾き始めるものだなと思いました。これは各国共通なのだなと。

そんな時に「指示に従って話を聞きましょう。レッスンが終わったら好きなものを何でも弾いて良いから」と諌めています。

少しできるようになったら、「難しかったけれど練習して良くなりました」とちゃんと褒めています。


234の指はこの回では充分に上手くはできておりませんが、次の5線を使った音を読むことに進んでいます。

次の回で復習をすると思いますが、進め方の参考になります。
1回のレッスンで出来ないことを出来るまですることは、小さなお子さんの場合は特に避けなければいけません。

リニューアルされた英語版では2冊に上巻が別れています。
大譜表のお城から2冊目です。

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目を動かして

2023年10月02日 | 不思議な音の国

こんなに書くつもりはなかったのですが、拝見するごとに感心してしまい、今日もまたイリーナさんのレッスン動画について一言、二言。

白黒丸を見ながらのリズム打ち。

最初は先生が指差してあげていますが、今回はあなたが目を動かして叩いていけるかしらと。
そして一人で叩き終えたあと、「これが演奏する時の音楽の読み方」と。

階段に白黒丸が乗っている曲はリズムを見ながら弾いたあと、音名でも歌っているのがこの少しあとに出てきます。

先生が歌ってみせるのではなく、「ドのひとつ上は何の音かしら?」と質問しながら音名で歌うこともしています。



こちらの生徒さん、歌の音程をピアノと合わせることに苦労していてメリーさんの羊で少し練習している様子もこの回にはあります。
上手く出来なくともいつまでもやらず、スッと次のことに移っています。小さい生徒さんにはさりげなくやることは特に大事です。

あと、ミラちゃん。弾く時に手を真っ直ぐ下ろさず鍵盤の奥に向かって突くような弾き方をする傾向があるようです。
実は私のところで8月の途中からレッスンを始めた年長の生徒さんもそうで、彼女はもっとそうです。左利きで、左手は良いのですが右手がそうなってしまいます。利き手の方が癖がつきやすいのですが、彼女の場合は反対。

私もスライムを鍵盤に置いたのですが、上手く行っておりません。
大体、ケースに入れたスライムも手の入れ方が違う··
真っ直ぐ下に入れてくれないです。ケースが大きいせいかも··

プッシュポップでも練習中です。

ミラちゃんがどのように直って行くのか参考にさせてもらいます。

イリーナ先生、ミラちゃんに毎日ママと練習してね。じゃないと指がすぐに忘れて、握り締めたり、突っついたりしてモンスターの手になっちゃうわよ。というようなことを伝えています。

結局はこれです。
忘れない内に練習をして身に付けること。

私の年長の生徒さんは、保育園から帰るのが毎日夕方で、練習するのはレッスンの前の日にちょっとやるだけだと。
毎日5分でも良いから忘れない内に復習することです。と言いましたが、小さなお子様の習い事は親次第。

年長でも毎日1時間練習するお子様もいます。お母様が横で聞いてあげて。
それを1年頑張って不思議の教本を上下終わらせられると、親の手を離れるのも早いです。

ずっとできない、わからないと何年も過ごすのと、どちらが良いでしょう。

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白黒丸

2023年10月01日 | 不思議な音の国

イリーナ先生の生徒さん、ミラちゃんの第5回レッスン。

白黒丸を使って初めての作曲をしています。

作曲しましょうというのではなく、任意の音から始めて隣の音に進むように白黒丸のリズムで弾いていくのです。


そしてイリーナ先生は「あなたは作曲家です」と。
さらに、「作曲家は何をする人か知っていますか?」と訊きます。

「様々なメロディーやリズムパターンを作る人です」と。

「リズムが何か知っていますか?」
「長い、短いです。それを組み合わせたものをリズムパターンと言います。」

と、きちんと説明されています。


私はこのような説明をしたことがありませんでした。
彼女のレッスンを拝見していると何一つ抜け落ちるものがなく、生徒さんが音楽のことを全て初めから覚えていけるように教えていらっしゃいます。

彼女の生徒さんが皆、素晴らしい演奏をするのは、このようなことの積み重ねなのだということがよくわかります。



白黒丸を叩くときに何と言えば良いか訊かれることがありますが、彼女は「ロング」「ショート」と言っています。

そのままカタカナで言う方法もあると思いますし、「長(ちょう)」「短(たん)」も可能だと思います。
私はリズム打ちでよく使う「ターン」「タン」にしています。


この段階で何拍伸ばすという説明は必要なく、リズムには長い短いがあるのだと知ってもらうことが目的です。

ここですぐに1拍、2拍、4拍と教える先生もいらっしゃるようですが、まだ必要ではありません。

ここでは、音の鳴らし方や新しく習うドレミファソラシドの音名、鍵盤の場所を覚えることで精一杯です。

イリーナ先生は3つの黒鍵で音当てゲームもされています。


やることはたくさんあります。
このあと、階段を使った曲を弾いていく中で、徐々に長いリズムに違いがあることに気付いてきます。

ここでリズム王子の研究所の話がタイミング良く出てくるわけです。


とまぁ、良く作られた教本です。
彼女の才能には驚かされます。

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