おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

白黒丸

2023年10月01日 | 不思議な音の国

イリーナ先生の生徒さん、ミラちゃんの第5回レッスン。

白黒丸を使って初めての作曲をしています。

作曲しましょうというのではなく、任意の音から始めて隣の音に進むように白黒丸のリズムで弾いていくのです。


そしてイリーナ先生は「あなたは作曲家です」と。
さらに、「作曲家は何をする人か知っていますか?」と訊きます。

「様々なメロディーやリズムパターンを作る人です」と。

「リズムが何か知っていますか?」
「長い、短いです。それを組み合わせたものをリズムパターンと言います。」

と、きちんと説明されています。


私はこのような説明をしたことがありませんでした。
彼女のレッスンを拝見していると何一つ抜け落ちるものがなく、生徒さんが音楽のことを全て初めから覚えていけるように教えていらっしゃいます。

彼女の生徒さんが皆、素晴らしい演奏をするのは、このようなことの積み重ねなのだということがよくわかります。



白黒丸を叩くときに何と言えば良いか訊かれることがありますが、彼女は「ロング」「ショート」と言っています。

そのままカタカナで言う方法もあると思いますし、「長(ちょう)」「短(たん)」も可能だと思います。
私はリズム打ちでよく使う「ターン」「タン」にしています。


この段階で何拍伸ばすという説明は必要なく、リズムには長い短いがあるのだと知ってもらうことが目的です。

ここですぐに1拍、2拍、4拍と教える先生もいらっしゃるようですが、まだ必要ではありません。

ここでは、音の鳴らし方や新しく習うドレミファソラシドの音名、鍵盤の場所を覚えることで精一杯です。

イリーナ先生は3つの黒鍵で音当てゲームもされています。


やることはたくさんあります。
このあと、階段を使った曲を弾いていく中で、徐々に長いリズムに違いがあることに気付いてきます。

ここでリズム王子の研究所の話がタイミング良く出てくるわけです。


とまぁ、良く作られた教本です。
彼女の才能には驚かされます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モンスター | トップ | 目を動かして »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

不思議な音の国」カテゴリの最新記事