おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ドイツ国際平和村代表ヤコブス氏来日

2019年04月23日 | コンサート情報
本日このようなものに参加してきました。


ドイツ国際平和村の代表トーマス・ヤコブス氏がにこにこ一般財団法人(にこたんソープの活動をしている所です。手を洗い衛生環境をよくすることで助かる命がある活動をしています)の招きで来日されました。

広島、長崎、東京の3か所で開催されました。

主催、共催共に女性が代表を務める団体で、パワフルな活動力に私の周りにはない空気を感じました。しかも皆さんお若い。(私の隣に座った方もホロコースト教育資料センターというNPOの代表の方でした。30代だと思います。)
ご自分たちの活動に関した企画ではなく、ドイツ国際平和村の活動を知り、日本にも同じようなものを作ることはできないかと考えたのが今回のヤコブ氏を招いた動機のようです。
まずは多くの人に知ってもらうこと。

ただ日本は、病気を持ち込まれるかもしれない子供たちや、そもそも難民を受け入れている国ではないのでそのようなことはドイツと同じようにはできません。

実はドイツも本来そこは同じような状況のようですが、ドイツ政府は平和村の活動には目をつむりOKを出してくれているそうです。
それはナチスが犯した罪への贖罪の気持ちもあるのだろうということでした。

平和村に子供たちを連れてくるのは治療やリハビリだけの目的ではないと言います。
子供たち同士が、
できることをできる子がやる。
手伝えることを手伝う。

戦争や紛争を解決する方法を平和村は知っていると言います。
それは、様々な国、宗教の子供たちが皆で助け合うこと。

それを知ってほしくて平和村に連れてきているというお話でした。
一滴一滴を集めたら大きな河になる。一滴を増やすことが役割と言います。
世界が、一人一人が考え行動していくようになった時、平和村は必要なくなるだろうともおっしゃっていました。

8人のパネリストの方々が後半お話されましたが、その中で2つ印象に残った話をご紹介します。

ウルトラマンや怪獣のデザインをされていた方の息子さん、俳優の成田さんという方が、お父様が「子供には本物を見せなければならない」とよくおっしゃっていたそうです。

Runway for Hope代表の、国から迫害され家族と生き別れ、難民となった経験を持つイラン出身のセナさんは、「日本人は心配し過ぎ、確認しすぎ。いくら確認しても間違えるもの。やってもいないのに次のステップを気にしすぎ。」とおっしゃっていました。

この2つは私の職業柄ピンとくるものがあり、大いに納得。

平日の夕方にもかかわらず、100人位集まっていました。
お土産をいただきました。
お土産代を寄付に回した方が良かったのでは?と単純に考えてしまいました・・


ヤコブス氏はスリランカの連続爆破テロにより帰国を早め、23日に日本を後にされるそうです。スリランカには平和村の現地プロジェクトがあり(現地での医療インフラを整備)、連絡が取れなくなっているそうです。

何ができるか皆で考えるために帰国を早めるそうです。
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