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おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

欠かせてしまったもの

2025年03月30日 | 不思議な音の国

3月の発表会の生徒の演奏が本当にショックで、
反省しかありません。


録画した保護者の方のお話では、
ビデオの音量を最強にしても聞こえないと··

本当にショックです。


この7年間、まず第一に習い始めから音を鳴らせるよう
レッスンをしてきて、思ったより良い結果が出ていたので、
油断がありました。


昨春からレッスンを始めた生徒さんと
それ以前の生徒さんのレッスンで、
変えてしまったことが実はあります。

自覚はありましたが、こんなに揃いも揃って
全く音が鳴らせていない演奏になったということは、
それが原因のひとつになっていると考えるしかなさそうです。


歌です。


以前は、教本の歌詞で歌うことを必ず行っていました。
さらに、音源の伴奏と一緒に弾けるようになって
曲の合格としていました。

その両方をないがしろにしました。


歌詞で歌わなかったのは、音名の方が音感が育つだろうと
思ったからです。
伴奏と弾かなくなったのは、
音源を聞けないご家庭ばかりだったからです。



歌詞の影響がここまで大きいとは想像していませんでした。

本当にこれかはわかりませんが、

抽象的な音名では、本人が「ドドドド ドレミド」を
「ドッドッドッドッ ドッレッミッドッ」と思って
弾いていても本人的に不自然さは感じないと思います。

しかし、歌詞で
「ファルコン はやぶさ」を
「ファッルッコッンッ はっやっぶっさっ」と歌ったら
そのおかしさに気付きますし、まずそうは歌わないと思います。

特にこの曲のように4分音符が連続するものは、
生徒は「ドー」ではなく「ドッ」と思っています。


以前は本人が歌詞で歌えなくとも、
私が横から歌詞で歌うことはしていました。

しかし、それさえ私はしなくなっていました。


大反省し、発表会後再び歌詞で歌っています。

音と音の間がない弾き方を歌詞で歌ってみせると
やはり気付きやすいです。


歌詞で歌うことの重要性に気付きました。
特に日本語は一文字ずつ書いても読んでも成立してしまう言語です。

そのような習慣で生活している子どもたちに
一音では成立しない音楽を教えているわけです。



ぜひ、不思議な音の国を使っている先生は、
書かれている歌詞で歌うことを大事になさってください。

音源もピアノ伴奏でもないよりはあった方が
良いと思いますが、あのちょっと古めのアレンジでも
(最初に作られたものを私は使っています)
音と音の間が伸びる伴奏がバックにあるものと
一緒に弾くのと弾かないのでは違うと思います。

(そういえば、自分で作った「おとのくにへ」も
今の新しい生徒さんには全く使っていませんでした。
音源に力を入れたのに··)



自分で大して考えもせずやめてしまったことが、
実はとても大事なことだったと気付かされた3月の発表会。

わかっていなかった自分を知りました。


猛省です。

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