毎月生徒さんに聴いてもらっている作曲家シリーズ。
今月はドビュッシーでした。
その中で、感想の紙を渡した時から「ドビュッシー大好き」と言っていた生徒さん。
その生徒さんの感想が、どれほどその曲が好きかがバシバシ伝わるものでした。
耳でアナリーゼしながら聴いているようで、何となくキレイなどという感想ではない所が偉いものです。
中学2年生の生徒さんですが、私が中学生、いえ、高校生の頃でもこんなに細かく音楽を聴いていなかったと思います。
私なぞは、このメロディーが好きとか、この和音がグッとくる 、とかそんなものでした。
この生徒さんは「月の光」と「亜麻色の髪の乙女」がとても好き、ほんっとに好き だそうで、絶対に弾きたい曲!と言っておりました。
「亜麻色の髪の乙女」の感想で、
「言いたいことを言いたい、あと少しで言えるのにっ・・!」と、乙女のことが好きな男性の姿が浮かんでくる。
ヘタに手を出せなくて思い悩んでいる姿が思い浮かぶ、と。
ニマニマ
実は、亜麻色の髪の乙女の音源は私の演奏です。コンサート前にリハーサルで録音したものがあったので使いました。
作曲家を知ろうのページだけでは、誰が演奏したのかは書かなかったので知らないはずです。
私はこの曲を演奏する時に、主役は乙女の方ですが、そよそよした風の中、花なぞ摘みながら彼氏を待っていると、息を切らし、手を振りながら丘を駆け上がって来る彼氏登場!良かった、来てくれた
そよぐ風、そよぐ草の葉ずれの音。最後は空に舞い上がる花の綿毛。
見上げるとひばりが空高く飛んでいる。
高い空で場面は終わります。
キャー
思いっきり、マンガか
という情景を思い浮かべて弾いています。
そんな恋物語が伝わったのか、とちょっと嬉しかったです。