おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオン・ミュジカルがそんなことに

2017年11月27日 | フォルマシオン・ミュジカル
フォルマシオン・ミュジカル(F.M.)が一部の大学入試の聴音試験に導入されているということを本日知りました。

そのような日が訪れるのは日本ではまだまだ先だと思っていました。

東京芸大と国立音大ではピアノを使わない聴音課題が入学試験に課されているそうです。
ヴァイオリンやギターが使われるそうです。

確かに、ピアノ以外では弦楽器が一番聴きやすいです。
次いで木管楽器。
次が金管楽器。
もっとも聴きづらいのが声楽です。

これは私の感覚です。
2013年からF.M.を生徒と共にしておりますが、生徒も同様だと思います。

もし、入試でF.M.が必要となったらこの順番に耳を慣らしていくと良いと思います。
あと、オーケストラ作品の聴音をたくさんすること。
何の楽器で特定の部分が演奏されているか楽器名がわかるようにすること。

お薦めのテキスト「La dictée en musique」(Editions Henry Lemoine)
にはピアノ以外の楽器の音がたくさんあります。

ルモワンヌから取り寄せられます。
Editions Henry Lemoine
(corrigéは解答編です)

余談ですが、海外では旋律聴音は意味がないとやらないそうです。
メロディは聴いて覚えるもので聴きながら書き取るものではないと。
暗記の聴音は意味があるけれどそうではない書き取りは必要ないと。

子供の頃からできるだけすぐに暗譜させる習慣を付けた方が良いそうです。
確かにモスクワの子供たちはレッスンでは常に暗譜です。
目の前に楽譜を置いてレッスンを受けているのを見たことがありません。
ボリス・ベルマンの「ピアニストからのメッセージ」にも弾いたものをワンフレーズだけでもすぐに暗譜で弾いてみる、できるだけ暗譜はすぐにした方が良いとあります。

偶然ですが、F.M.の聴音をワンフレーズずつ暗記で行っていたので、良い方法だったのだと本日初めて知りました。
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