おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

【東京藝術大学音楽学部】ソルフェージュ講座紹介動画

2022年07月12日 | フォルマシオン・ミュジカル

東京藝大の先生が、ソルフェージュについて
お話しされています。

本来、音楽表現につながるものでなければいけない、
音楽の本質から外れたことにならないように。

というようなお話です。

3年位前に、
楽器店の先生や指導者の会に所属をしている講師さんを対象に、フォルマシオン・ミュジカルの講座を担当したことがあります。

講座終了後に書いていただいたアンケートの中に、
ソルフェージュは演奏とは関係のないもの、
そういうものだとずっと思っていた。

と書かれたものを拝見し、驚きました。

そう書いて下さったということは、
その講座で違うんだ、ということが伝わったということ。


私は気楽にピアノを習ってきたせいもあって、
ソルフェージュを演奏とは別のものと考えたことはありませんでした。

ただ長年、音楽的な方法でこのような力が付く指導法を
求めてはいました。

それが、パリで勉強された同じ楽器店の講師さんから

フランスではソルフェージュとは今は言わなくなっている。
フォルマシオン・ミュジカルと言って、
作曲家が作った実際の作品を使い、このようなことをしている。と偶然教えて頂きました。


そうして、2013年から私は、
レッスンでフォルマシオン・ミュジカルを
取り入れるようになりました。

オーケストラ作品、室内楽、声楽曲、
ルネサンス~現代
民謡、ジャズ

様々な音楽を聴き、音やリズムだけではなく
楽器の音も聴き取ります。

CDとハモることもできます。


難点は、
短い時間内では続けられないこと。

曲を聴くだけでも時間がかかるので、
最低でも45分レッスン以上の生徒さん対象です。

30分レッスンでも、ピアノの曲数を2曲くらいにして、
素早く反応できる生徒さんでしたら、10分近く時間をとれます。
ただし、弾けるようになってくると曲数が増えたり、
長くなったりするので、F.M.の時間が取れなくなります。

45分レッスンでしたら、ピアノで30分、残りの時間でF.M.
これも、ピアノの曲数が増え、曲が長くなると、
毎回はできなくなります。

60分レッスンで、趣味でピアノを習っている生徒さんは
毎回できます。

実際、そのような大人の生徒さんがおります。
3年続けると、ピアノ演奏も上達します。

上達してもF.M.の時間は取れます。


楽器店のレッスンは1人ずつしか出来ませんので、
上記のようなことになりますが、
ご自宅で教えていらっしゃる先生はもっと自由にできると思います。
次の生徒さんと時間を分け合って2人一緒に、ということが可能です。

10分ずつ一人の生徒さんの時間を合わせたら
20分もできます。
5分ずつでも10分。聴音課題が1つは出来ます。
読譜やリズム打ちでしたら2つは可能。

たとえ1つしか出来なかったとしても、
様々な音楽が聴けます。
知らない曲、知らない楽器、普段聴かない声楽曲。

毎回ピアノレッスンで、こんなに曲が聴けたら
それだけでも有意義。
それを、ただ聞き流すだけではないのがF.M.!


【東京藝術大学音楽学部】ソルフェージュ講座紹介動画
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