おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオンミュジカルってなに?⑥

2018年09月09日 | フォルマシオン・ミュジカル
下の写真、なにがおかしいでしょう?



どちらも同じF.M.のテキストのシリーズです。
「CHANTONS EN F.M.」(Editions Lemoine)と言います。
その第1巻と第3巻を並べてみました。

再び、上の写真はなにがおかしいでしょう?

「CDの顔がこわい・・」

確かに少しこわいです。
でもおかしくはありません。

実は、手前のテキストはCDがウラ表紙側に付いています。
しかし、奥にあるテキストはCDがオモテ表紙側に付いています。

おかしいところはまだあります。

手前のテキストはCDの入っている袋が斜めに貼り付けられています。

まだあります。

よく見ないとわかりませんが、CDの袋の口が手前は上に、奥は右にあります・・

文句を言っているのではありません。
フランス人は自由だなと思っているだけです。
袋の口が下を向いていたり、袋がほぼ裂けていたりとうこともあります。
日本では「あってはならぬ」事態です。

自由なフランス人が作ったF.M.のテキストは、結構細かいところから音楽の基礎力を付けて行きます。

聴音を例に挙げると、半音と全音、順次進行と跳躍進行、上行形と下行形。このような聴き取りから始めます。

しかもオーボエの音であったり、ファゴットだったり、チェンバロだったり、ハープだったり、声だったり。

キリがありません・・
楽器の音も初めから覚えていくことができるのです。

次第に音程を聴き取るものに発展していくのですが、これが演奏に役立ってきます。

ドとかレが分かっても2つの音の音程がどのような意味を持つのかを感じ取れなければ音楽にはなりません。

音楽の為の音楽の基礎がF.M.です。

では、また。(=^・^=)
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