こんこんと湧き出る嘉手志川の水源
大里馬場跡の下にある 「 嘉手志川 ( カデシガー ) 」 。
これは馬場跡もだが、南山グスクや
尚 巴志の琉球王国の三山鼎立の足がかりとなった井泉 ( 水源地 ) である。
嘉手志川 ( カデシガー ) は、糸満市大里にある湧水源です。
三山時代、南山発展の基礎となった泉である。
南山最後の王、他魯海 ( たるみぃ ) は、
中山王・尚 巴志 ( しょうはし ) が持っていた金屏風を欲しがり、
屏風とこの泉を交換しました。
そのため、南山の人々は水を勝手に使えなくなり、
次々と中山の尚 巴志に味方するようになりました。
結果、他魯海 ( たるみぃ ) は南山の人々の支持を失うこととなり、
それに乗じて尚 巴志が大軍を率いて攻め込み
1429年に南山は滅びることとなりました。
こういった南山滅亡にまつわる言い伝えを残す水源地である。