平田大一さんが演出を手がけた現代版組踊「肝高の阿麻和利」
イクマアキラのDynamic Ryukyu
NHK今夜の” うたコン ” は沖縄返還50年ということで沖縄特集だった。
石垣島出身のBEGINや夏川りみ。
それに三浦大知やオレンジレンジなど、
沖縄出身のアーティストが出演していた。
どれも、「ちむどんどん」させたが、
とくにイクマアキラが唄う ” ダイナミック琉球 ” が聴きたかった。
この ” ダイナミック琉球 ” を初めて聞いたのは那覇のホテルで聴いた
オリオンビールのCMだった。
「エイサーのように、こんなワクワクさせる歌があるのか」と思って、
すぐに高良レコードでCDを買って帰った。
この曲の歌詞は勝連半島の阿麻和利を描いた現代版組踊の演出を手掛けた平田大一。
2010年に福岡市民会館で行われた福岡公演で観た「肝高の阿麻和利」。
その中での阿麻和利のセリフの一部を紹介しよう。
勝連のニセター ( 青年 ) 、戦は終わった。
もはや刀や薙刀を振り回す時代ではないのだ。
ところがこの勝連半島は田畑も狭く作物も少ない。
だが、シンカヌチャー ( 仲間たち ) ものは考えようだ。
島が狭いということは、海が広いということだ。
海の向こうには唐があり、ヤマトがある。
世界中に船を走らせ、異国の宝を持ち帰ろうではないか。
勝連は海を走る。
勝連は海に生きる。
勝連は宝の島になる。
肝高の勝連は生まれ変わるのだー。