戦艦大和慰霊碑が見える丘から自殺者が多い秋利大橋のそばを渓谷に下って行くと、
天城町の秋利神峡谷と徳之島ダムの間に 「 戸森の線刻画 」 がある。
戸森線刻画は、台地上の畑の中の、やや丘になった森のそばにあり、
崖の横で四周への見通しのない場所にある。
石に船が刻まれていることから地元の人に
「 昔の海賊が描いた絵 」 だと訊いたことがあるが、定かではない。
森の中に船と矢の絵が掘り込まれた線刻画のある2個の巨石が20m隔てて座り、
それぞれ覆い屋がある。
線刻画はここ以外にも徳之島内に数カ所り、
グスク時代に鉄利器で島人が線刻したとされるが、謎が多い。