「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

熊本県山鹿市  「 オブサン古墳 」

2018-01-28 14:05:07 | 古墳・ 遺跡
























オブサン古墳は、チブサン古墳の近傍にある円墳である。
発掘調査の結果、直径22メートルで、
幅4メートル前後の周溝がめぐることが判明した。
葺石や埴輪は認められない。
石室開口部にはハの字にやや開く前庭部を設けているが、
墳丘内側だけでおさめるのでなく、
円形の墳丘から2つの矩形の突出部を張り出させることにより、
間口4.5メートルで羨門まで奥行8メートルの前庭部を確保している。
南に開く横穴式石室は複室構造で、
奥室には石材は残っていないが石屋形があったことが判明した。
石室の全長は、羨門から奥壁までで約8.5メートル、
前庭部の8メートルを加えると16.5メートルとなる。
奥室屍床を画する仕切り石に赤彩の連続三角文が、
奥壁にもかろうじて赤彩の小型の靭もしくは盾が認められたが、
痕跡程度になり肉眼では判読できない。
本来は奥室には装飾豊かな壁画が描かれていた可能性が高い。
鉄地金銅張りの馬具等が出土している。



所在地  /  熊本県山鹿市城字西福寺1785


長崎県新上五島町 ・ 有川港  「 フェリーありかわ 」

2018-01-28 06:37:41 | 船 ・ フェリー ・ 港



船体のカラーは伊平屋時代のもの 「 フェリーありかわ 」








有川港を出る 「 フェリーありかわ 」








運天港に停泊する 「 フェリーいへや 」








ファンネルに伊平屋村の村章が描かれている









伊平屋島への乗船券と駐車場のチケット







伊平屋村役場






中古船を数多く運航している、五島産業汽船。
そんな中で運航する唯一のフェリーは、なんと沖縄からの転籍組。
ファンネルにはかつての村章を残していたが現在は消され、
五島列島という新天地で活躍している。

フェリーありかわには未だ乗船したことがないが、
かつて沖縄時代に活躍していた 「 フェリーいへや 」 に乗って
伊平屋島に二度渡ったことがある。

記憶に間違いがなければ、
妻夫木聡と長澤まさみの映画 「 涙そうそう 」 で、
長澤まさみがフェリーで那覇にやって来た時、
撮影に使われた船だったと思う。

これは余談になるが、
韓国で沈没したセフォール号は、
かつて鹿児島と沖縄を往復していた
マルエーフェリーの 「 なみのうえ 」 である。
何度か乗船した船だけに切なさがこみ上げて来た。



運航  / 五島産業汽船
航路  / 佐世保⇔有川
総トン数  / 498t
航海速力  / ?kn
旅客定員  / 300人
建造所  / 山中造船 ( 1995 )

元・伊平屋村 「 フェリーいへや 」