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社会科教育法の授業反省会(第2回なのに、最終回)

2012-07-26 07:55:28 | 日記


こんにちは

今日も反省会(その2)です。

「改善点」は片っ端からのせましたが、「よかったところ」は簡略しました。

【よかったところ;1B/1C】
・グループワークが多く、その都度メンバーが変わるので、大勢の人と知り合いになれた。(人見知りがなおった気がする)
・アドバイスやコメントが実践的であった。
・クラス全体の雰囲気が明るかった。
・現場の教員だった経験がでていた。
・授業の作り方を一から教えてくれたのでよかった。
・本日の最後のまとめがとてもよかったです。

 ということで、一番最後に何をいったのか(最後のまとめ)を紹介します。

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・授業は構造的であること
 骨組みがしっかりしていて,ストーリーがあることが大切です。
 授業を作るときに,50分を最初からだらだらつくっていくのではなく,導入5分,まとめ5分,残りの40分を20分ずつにわけ,それぞれに山場(言いたいこと)をつくっていく。例えるならば,バッハの音楽みたいにやる(わかりにくいか…)。堅苦しいと思うかもしれませんが,最初のうちは型通りに作ってください。型がなければ,型破りの教員にはなれません。続けていくうちに,自然とその型をやぶり自分なりの味がでてきます。個性の発現です。

・授業は臨機応変であること
 構造的にかちっとつくりながら,目の前にいる生徒の現実に対応していく。無理矢理最終ゴールにむかって突き進まない。時間内に決められた内容を教えなければならないという現実的な問題があります。しかし,生徒が突発的に言ったことに反応して,横道にそれてもいいとおもいます。そこにドラマがあるかもしれません。

・授業はバランスがとれていること
 一時間一時間の授業において,資料を活用した授業を作ろう,または話し合いをメインにしよう,一方的な説明でいこう等があっていいと思います。ただ,年間を通してみて,バランスがとれた授業にすればいいのです。
 極論をいえば,文字だけ話し言葉だけというのではなく,社会科なのに身体を使ったり,世の中の音に耳を澄ませたり,一年間の中でいろいろな観点から授業つくりをするのがいいのではないかと思っています。「授業方法の多様性」ということでしょうか。したがって,社会科の教員でも,数学や国語,英語,音楽などいろんな授業をみせてもらって,ユニークな授業を作ったらいいと思います。

・教育現場こそすべてである
 教育書や教育学の思想を学んで,それを現実の授業や生徒に当てはめようとすることがあるかもしれません。しかし,目の前にいる生徒を大切にしてください。わかりきっていることかもしれませんが,原点だと思います。逆のことも申し上げますが,普段の生活に流されているなと思ったら,たまには教育学の本をひもといてみるのもいいと思います。思いがけない発見があるでしょう。いずれにせよ,現場重視です。

・なんとかしのいでいく
 教員を続けていると,嫌なことつらいことがいろいろとあると思います。これは他の仕事においても同様ですが,理不尽なことや納得がいかないこともあるでしょう。そんなとき,一度は下を向いてしまうのはしょうがない。しかし,一人で抱え込まないで,横をみる。そうしたら手を差し伸べてくれる同僚が必ずいます。つらいことがあっても乗り越えていってください。十代の疾風怒濤の子どもたちを相手にするのです。バラ色のはずがない。それでもやっていかなければならない。がんばれと言いません。しのいでいきましょう。

 わたしがお伝えしたいことは以上です。

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 これは実は今度出版される本の最後に書かれている文章です。(あれ?これ、以前ここにのせたかな?のせていたら、すみません)

 若干変わっているかもしれませんが、言いたいことは精一杯お伝えしました。

 後悔があるとすれば、「じつはブログをやっています。ネコの写真もありますから、みてください」って、最後まで言えなかったことです。

 さて、反省会も終わりに近づきました。
 
 最後になりましたが、受講者のみなさん(1B/1C)に感謝申し上げます。
 4ヶ月くらいの関係といっても、もうお会いすることはないでしょうから、なんだか寂しいですね。
 「またどこかでお会いしましょう」と言っても、そうあることじゃないです。
 
 とにかく、どうぞみなさんお元気で!!(あまりみられていないブログでこっそりと言ってみました)

 今日もきてくださってありがとうございました。

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