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司馬遼太郎『坂の上の雲 五』(その3)

2013-02-17 03:04:46 | 日記


 こんにちは。

 『坂の上の雲 五』の残りです。

 
「水師営」(241〜338頁)
・203高地陥落後、残兵掃蕩にはいる。
・まだ完全に旅順要塞は陥落したわけではなかった
・12月15日有能なコンドラチェンコ少将が戦死する。
・旅順要塞司令官ステッセルは、兵力の消耗などもあり降伏を決意した。(降伏時、将校800、下士官2万7000、入院患者1万5000;百日籠城しても半数は餓死するほどではない食料もあった)
・1月1日降伏

・1月5日、旅順要塞司令官ステッセリと乃木は旅順近郊の水師営で会見した。
・日本軍は、国際法にしたがいロシア軍人を扱った(本国送還《敵国に敵対行為はしないと誓う》か 捕虜として日本へ行くか)。ステッセルは本国へ帰ったが、1908年2月軍法会議で死刑判決をうけたが、乃木による助命嘆願により、1909年禁固刑になった。

  ーーーーー(この後、バルチック艦隊の様子が描かれる)ーーーーー
・1月9日、マダガスカルでフェリケルザム少将率いる艦隊(戦艦2、巡洋艦3、駆逐艦数隻)と合流
・その後2ヶ月間、ノシベ(マダガスカル島;フランス植民地)に停泊することになる(火力の強い英国炭を入手するため。しかし英国炭であるから、当然イギリスはこれに対して妨害する)。
・さらにロシア本国から老朽艦もおくられてきた。それを待つために2ヶ月ノシベで待機させられる(老朽艦では足手まといになるため、ロジェストウェンスキーは断るが、本国は出航させた)。



「黒溝台」(339〜440頁)
・戦線は、沙河で膠着状態になる。
・グリッペンベルグ大将が率いる第2軍が日本軍の左翼を攻撃し、その成功をみてクロパトキンが中央を突破する作戦が立案される。(しかし、クロパトキンは、グリッペンベルグとの確執から、兵を動かさなかった)
・1月2日、旅順陥落の知らせが入る。

 →「黒溝台」は、『6巻』に続きます。

 ーーーーー
 今日、学会で発表しました(50分間)。

 その報告はまた今度します。

 今日も来てくださってありがとうございました。 祝! 10日連続更新!!

 



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