こんにちは。
美術の学生さんに講義(その3)です。
6 世の中と大学(10分)
大学の先生たちの対応は、世の中にでると「あたりまえ」です。
(あなたたち大学生は、かなり社会人の世界にはいっているから)
→ 社会では、手取り足取り、先回りして教えてくれることはまずない。
→ だから、大学ではいろいろなひとがいて、それほど親切なひとばかりではなく、自己責任で、傷つくこともあり、悩むことも多くなる。
→でもたまに親切でおもしろいひともいて、いいこともある。つまらないなあって思っていたこともあとで意味がわかることもある。
→手取足取り教えてもらうことは、もしかしたら、あなたがたにとってマイナスかもしれない(悩みどころ)。
→この大学は教育大学だから、いずれ先生になる人が多い。先生はある程度気をきかせて手取足取り指導する。親切だ。
→そのやさしい気持ちも大学時代に体験させてあげたい。しかし、学校の先生も社会人・・・世の中で生きていかなければならない。(葛藤がある)
→そう考えると、世の中のきびしさ、さびしさ、不条理などなどをおしえることも必要なのかな・・・と思うわけです。悩みどころなわけです。消極的教育も必要かなと思う。
6 まとめ(5分)
大学で経験するマイナスはおそらく社会にでたらあたりまえのこと
親切だけをあてにしていると生活できなくなる
待ちの姿勢ではダメ
釣り鐘も大きくつくと大きな音が出る。積極性が大切なのだ。
→「受け身になるな、前にでろ」と皆様に伝えて私のお話を終えたいと思います。
以上
【総括】
やはり初めての人たちに話すのは緊張します。
しかも美術の学生たちですから、勝手がわからなかったのはきつかったですね。
内容も「オーストラリアの観光」で地図を読ませるものでしたから、学生はポカーンだったかもしれません。
90分話してもいいと言われたのですが、60分ちょっとでした。
でも、性格のいい学生たちばかりだったので、たまに笑ってくれたり、意見をどんどん言ってくれたりしたので、楽しい雰囲気でした。ふだんから美術の先生たちのご指導があるからでしょうね。
美術の学生たちに教えることは滅多にない。いやほとんどないので、いい経験になりました。
なお、大学の先生の特徴は、すべての先生がそうだと言っているわけではございません。あしからずご了承ください。
今日も来てくださってありがとうございました。
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