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10年経験者研修の講師のしごと(パート2)

2013-08-24 08:12:11 | 日記



 こんにちは。

 昨日23日、教員経験者10年研修がありました。教員10年目の先生方たちの研修会です(そのまま・・・)。

 7月31日は授業案交流会でしたが、今回は模擬授業でした。

 15分の模擬授業を27名の先生たちが9グループにわかれて行います。

 それが終わった後に20分程度先生方に、わたしがお話しするのです。

 だいたい以下の内容でした。

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 こんにちは。

 今回こうして皆さんの前で話すにあたり、自分の日記を読み返してみました。自分が教員10年目だった2000年のものです。
 そこには学校行事、部活、保護者との連絡などびっちりかかれています。中学高校の教員の忙しさを思い出しました。
 若い頃のものと比べて会議の数がはっきりと増えていました。授業以外の仕事が増えていることがわかりました。

 さて、10年目の教員は、授業はある程度できるようになり、学校の仕事もこなせるようになり、学校で中核になっていく頃です。これからますます、クラス経営、部活や行事、校務分掌(生徒指導、教務とか)などの仕事量が増えていきます。
 それに反して、授業準備の時間は若い頃とはちがい、減っていく一方です。経験があるので「まあ過去の教材でできるだろう・・・」と思ってしまうのはしかたがないところがあります。

 しかし、そんなときでも、子どもたちから「わかりやすかったよ」「授業おもしろかったよ」「これからも先生におしえてほしい」と言われたとき、とてもうれしいものです。しかし気が引き締まる思いがします。これは教員としてとても励みになります。この声をきくためにも、教員は授業技術のアップ、内容のレベルアップをはかる必要があり、価値があることだと思います。
 では、具体的に今後どうしたらいいか。今日のような模擬授業を見せ合う機会をいかして、他人から技を盗み、自分なりのオリジナルを年に1個でもいいから作っていく。校内で授業をみせあうことがあったら進んで手をあげる。内容は、そのあと考える。そうでもしないと、腰がどんどん重くなり、いいものは生まれない気がします。
 わたしはそうでしたが・・・おそらくみなさんにも多かれ少なかれ、その傾向はあるのではないでしょうか。


 さて、明後日、教育実習事前指導があります(教育実習へいく3年生に心構えや基本的な作法を教える)。そこでわたしは、実習で大切なことは3つあることを伝えようと思っています。それは「想像力」「臨機応変」「くよくよするな」です。
 「想像力」とは、自分がつくった授業案での子どもたちの動きをしっかり想定し、ひとりよがりの授業をつくるうえで求められるものです。
 「臨機応変」とは、しっかり作った授業案だといっても、予想外の子どもたちの発言に動揺しないことをいいます。
 「くよくよするな」とは、実習生ですから必ず何か言われます。あたりまえです。それにへこたれないようにということです。そして、「これやってみたい」という気持ちを大切にしてほしいということです。言い換えるなら「挑戦心・冒険心」といえるかもしれません。

 奇しくもみなさんは想像力もあり臨機応変に授業する力ももっている。ただ、10年目という時期にはこの「挑戦心・冒険心」こそが求められているのかもしれません。
 このことこそが、教員10年目以後の推進力になるのではないかと思います。

 どうぞ体に気をつけ、ますますご活躍ください。

 本日はお疲れ様でした。

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 それにしても、10年目の教員の前で話すのは疲れます。

 ある程度ベテランですから下手なことは言えません。

 今年はこの程度でおゆるしください。

  
 今日も来てくださってありがとうございました。

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