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パトリック・ドゥヴィル『ペスト&コレラ』(その1)

2014-09-14 08:59:40 | 日記


こんにちは。

パトリック・ドゥヴィル『ペスト&コレラ』(辻 由美 訳)を読み終えました。

以下は内容です。
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アレクサンドル・イェルサンはペスト菌に名を残したスイス生まれの細菌学者である。

イェルサンはフランスのパストゥール団に所属し、ジフテリア研究で成果をあげる。

そのまま細菌学者を続けていればもっと多くの発見をしていたはずだった。

しかしながら、イェルサンは探検を志し、東南アジアへと向かう。

いくつかの地理的な発見し、探検家になる夢を実現する。

しかしパストゥール団との関係はきれず、ペストが流行する香港に向かうことになる。

そして、香港でペスト菌を日本の北里柴三郎に先立ち発見する。

ペスト菌は学名「イェルシニア・ぺスティス」として、イェルサンの名がつけられる。

その後も、インドシナ半島で伝染病の予防に尽力しつつ、マラリアの特効薬であるキニーネの原料キナを栽培し、マラリアの拡大を防いだ。

また、ブラジルからゴムの木をとりよせ栽培した。

自転車、自動車が発明されゴムの需要が増していたこともあり、大ゴム園を経営した。

1943年ベトナムで没。

名声を求めず、社交性もなかったことからそれほど後世に名を大きく残すことはなかった。

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 そういう内容でした。

 感想は次回にお話しします。

 今日も来てくださってありがとうございました。