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パトリック・ドゥヴィル『ペスト&コレラ』(その2)

2014-09-16 07:14:17 | 日記


こんにちは。

パトリック・ドゥヴィル『ペスト&コレラ』の2回目です。

感想をさらっとお話しします。

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イェルサンのことは知りませんでした。

細菌学者として有能でパストゥールからもかわいがられていたようです。

それをふりきって探検にでかけてしまいます。

それでも彼には才能があるため、学者として依頼をうけ、ペスト菌を発見します。

自分がやりたいことをやって、それでいて周りとの関係がきれない。

個人の趣味と公の仕事がみごとにブレンドしていて、こうやって生きられたらすばらしいですね。


でも、できそうな気もします。

やりたくないことはしなければいいのかもしれません。

それで仕事を失っても、関係が壊れても、後悔しない。

すべて自分で引き受けていく。

だれも恨まない。

この本を読むと、「天才は何をやってもすごく、さすがだな。自分にはできない・・・」で終わりそうです。

でも私はこの本を読んで、「無欲恬淡(むよくてんたん)」ということばを思い出しました。

恬淡とは「こだわりなく、あっさりしていること」です。


まあ、無欲恬淡がいい・・・といっているうちは、無欲になれないのでしょうが・・・。


今日も来てくださってありがとうございました。