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こんにちは。
パトリック・ドゥヴィル『ペスト&コレラ』の2回目です。
感想をさらっとお話しします。
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イェルサンのことは知りませんでした。
細菌学者として有能でパストゥールからもかわいがられていたようです。
それをふりきって探検にでかけてしまいます。
それでも彼には才能があるため、学者として依頼をうけ、ペスト菌を発見します。
自分がやりたいことをやって、それでいて周りとの関係がきれない。
個人の趣味と公の仕事がみごとにブレンドしていて、こうやって生きられたらすばらしいですね。
でも、できそうな気もします。
やりたくないことはしなければいいのかもしれません。
それで仕事を失っても、関係が壊れても、後悔しない。
すべて自分で引き受けていく。
だれも恨まない。
この本を読むと、「天才は何をやってもすごく、さすがだな。自分にはできない・・・」で終わりそうです。
でも私はこの本を読んで、「無欲恬淡(むよくてんたん)」ということばを思い出しました。
恬淡とは「こだわりなく、あっさりしていること」です。
まあ、無欲恬淡がいい・・・といっているうちは、無欲になれないのでしょうが・・・。
今日も来てくださってありがとうございました。