今度の部屋

授業でできなかったことや出版物についてフォローします(できるだけ^^)

読んだ本から抜粋『それでも人生にイエスと言う』(その2)

2012-08-31 10:48:00 | 日記


 こんにちは。

 昨日の続きです。

 【2 病いを超えて】
(p.72-73)人生を意味のあるものにできるのは、第一に、なにかを行うこと、活動したり創造したりすること、自分の仕事を実現することによってです。第二に、なにかを体験すること、自然、芸術、人間を愛することによっても意味を実現できます。第三に、第一の方向でも第二の方向でも人生を価値あるものにする可能性がなくても、まだ生きる意味を見いだすことができます。自分の可能性が制約されているということが、どうしようもない運命であり、避けられず逃れられない事実であっても、その事実に対してどんな態度をとるか、その事実にどう適応し、その事実に対してどうふるまうか、その運命を自分に課せられた「十字架」としてどう引き受けるかに、生きる意味を見いだすことができるのです。
(p.91)病気に対してどんな態度をとるかで、人間らしくなれる。
(p.110)生きているとは、問われているということだということです。そして、生きる意味を問題にするのは間違っているということです。生きる意味はそのときどきに応答することにあるからです。ただ、人生の具体的な問いに対して、ことばで答えを出すことはできません。なにかをしてはじめて答えることができるということでした。そればかりではありません。まさに生きていくなかで、自分の全存在で答えなければならないのです。

 今日もきてくださってありがとうございました。