「和楽」最新号

2006-12-26 18:07:00 | 演劇
和楽の最新号が届きました。
別冊で勘三郎襲名披露の本がついています。
篠山紀信氏の撮影ですが、意外なアングルだったりして、今までの歌舞伎写真とは違うところが面白い。
襲名の時のN.Y.の写真を見た方も多いと思いますが、斬新ですよね。
勘三郎さんの意見もあるかと思いますが。
今回の各地に残る古い芝居小屋を周るというのも、今までの襲名披露公演にはなかったことです。
役者の息遣いと地元の暖かさが伝わってくるようです。
勘三郎さんのコメントも熱いですしね。
かなり味の濃いものがお好きだそうで。
陽性たっぷりの人なんでしょうね(笑)
健康だけには気をつけてほしいですが~。

さて、本誌の方では神社の特集です。
明治神宮・伊勢神宮・厳島神社など日本の有名な神社の写真が美しい。
明治神社は大正時代に明治天皇を祀るためにできたのですが、
その時の造園工事の記事が興味深いです。
100年計画で人工の森の計画は進められたそうです。
都市化が進むと予測し、大気汚染に弱いスギやマツなどの針葉樹に重点を置かず、
東京に昔からあるカシやシイを中心に植樹したとか。
常緑広葉樹を残しておきたい重要な位置に植えているそうです。
現在の東京は大気汚染が進み、やはり針葉樹はほとんどなくなっています。
こういう本来の森の姿を考えているところは手入れの必要がなく、
逆にいつまでも管理の必要な森は本来の形ではないのだとか。
大気汚染が予測通り進んでしまったのは残念ですが、
きちんと将来のことを考えて計画しているというのは素晴らしいなと思いました。
どこかの知事みたいに、花粉があるからスギを切れなどと目先のことだけではないですねぇ。
スギは汚染に弱いということですから、何か人間への警告のような気もしています。
農業でもその作物に適した場所なら、農薬も肥料もたくさんいらないと言います。
その土地に適しているということは無駄がなく、自然なんですね。
身土不二とも繋がるところがありますね。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勘三郎さん来年のスケジュー... | トップ | 見事に反応 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
paruさんへ (たけ)
2006-12-28 23:27:39
paruさんこんばんは。
歌舞伎の事はよくわからないけど、日本の伝統文化なので、守っていく事は大切な事だと思います。

僕も、料理人になる前は、布に興味があり、和の文化にも触れたくて、着物の営業の仕事をした事があります。
特に紬の着物が好きです。

話はそれましたが、
食べ物だけでなく、ありと、あらゆる全てのものが、自然の法則に反したものは、生命力に欠けると思います。
広葉樹林は、がけ崩れを防ぐ働きもあるし、葉っぱも早く分解するので、多種多様な生物の生命を支えているような気がします。

いろんな意味で循環すると言う事は、ごく自然な事だと思います。
循環しないから滞って、病気や環境破壊という形で排出(排毒)しているのだと思います。
経済などでもお金が循環しないから貧富の差や戦争が起きる。

自然農法や有機農法で栽培した作物は、農薬や化学肥料を使った作物に比べて腐敗する速度が遅いという実験のデーターもあります。

マクロビオティックも調和を大切にしている所がとても好きです。
最近は、マクロビオティックの料理法などもメディアで取り上げられる事が多い事は嬉しいのですが、特別な事のように、取り上げられる事に、違和感を感じます。

マクロビオティックという言葉が、当たり前のように、広がっていつか当たり前の考え方になるといいなあと思います。

今年は一年間、コメントなども頂き、ありがとうございました。
来年もparuさんにとって、良き一年でありますように!


返信する
循環 (paru)
2006-12-31 03:33:45
歌舞伎は伝統の部分もありますが、かなり前衛でもあると思っています。
新しいものも作り出さないと廃れていってしまいますからね~。
他の芸術と比べてもかなり斬新に思っています。

自然に栽培されたものは野菜などとても日持ちがしますね。
あとぶよぶよと腐らない。
しわしわになって「枯れる」ように思います。
マクロビオティックは数日前、何かのTVでマドンナがやっていると紹介されていました。
ダイエットなどファッション的に取り上げられることも多くあるように思いますが、桜沢氏のお名前を出して、日本人の生み出したと紹介されていました。
これだけでもかなり進歩したかな?という印象を受けました。
来年もためになるブログを楽しみにしています。>たけさん
返信する

コメントを投稿

演劇」カテゴリの最新記事