体が大きくなるのはいいことか?

2008-12-17 18:37:34 | Weblog
最近ではメタボ対策もあり、大人は食べるのを控える人もいますね。
逆に子供はどうでしょう?
成長するのだからしっかり栄養を取らないと、と思っている人が多いと思います。
ちょうど子育て中の人の親は60代くらいでしょうか。
戦時中、戦後すぐなら食べるのも必死でしたので、それは正解です。
今は祖父母の時代とは違いますし、食べるものの内容も違います。
普通に食べていれば栄養が足りないことはありません。
むしろ取りすぎでしょう。
控えることは面倒ですが、たくさん食べることは楽なので・・・
マクロビオティックをやっていて、肉魚などほとんど食べないというとだいたい
「たんぱく質はどうやってとるの?豆?」と言われることが多いです。
たんぱく質=肉魚豆という図式はどうかなとも思いますが・・・
(穀物や野菜にも入っていますし、積み重ねると結構な摂取量になります)
たんぱく質も過剰摂取するとカルシウム欠乏、アレルギー、ガンや慢性病、腎臓機能の低下などいろいろ弊害がありますよ~。
そして取りすぎている人が多いです。
(日本人は20%ほど過剰に摂取しているとか)

自然治療で有名な真弓定夫医師も体が大きくなることへの危険性を唱えていらっしゃいます。
昭和20年以前の日本人男性の平均身長は150cm台、女性は140cm台でした。
それが急激なアメリカの食糧政策により、ご飯は残してもいいからおかずを食べなさいというスローガンのもとに日本人の身長は大きく伸びました。
もともとの遺伝子を無視しているわけですね。
欧米など寒い地域では体を大きく=脂肪を増やし寒さに耐える、という必要性があります。
(今は暖房設備がありますから、それほどでもないでしょう)
日本の温帯では夏の暑さに耐える必要がありますから逆効果だと思います。
江戸時代、老人が一番亡くなったのは真夏だそうです。
夏が一番体に負担になる季節でそれに耐える体を作らないといけないということです。

食の欧米化のせいで小学生の平均身長は17cm以上もアップしました。
ご飯=日本産、でなく肉やパンなどを食べれば小麦とその飼料、今では肉も輸入が多いでしょうからどんどん買わせることができます。
食の欧米化戦略↓
戦後の栄養学の作られ方2(給食の歴史)
戦後の栄養学の作られ方3(家庭の食事の歴史)
戦後の栄養学の作られ方4(日本の対応)
さて、そのように身長の伸びた子供は体重も増えることになりますね。
昭和20年代よりも小学6年生の体重は15kgくらい増えたそうです。
体重が増えるということはそれだけ解毒する肝臓や腎臓も余計に老廃物を処理しなくてはいけないということです。
ちなみに昔の日本人に透析患者は滅多にいなかったそうです。
今は肝臓や腎臓が悪い人はたくさんいますよね。

体が大きくなると心臓にも負担がかかります。
体重が1kg増えると主要な血管だけでも30m余計に増えます。
15kgも増えた小学生は500mも余計に血液を送り出す必要を迫られ、
子供のうちから心臓を酷使してしまいます。
突然死やスポーツ中の死亡とも大きく関係しているそうです。
体の大きいスポーツ選手は早くに亡くなる人が多いですよね?
体が大きい=丈夫ではありません。

急激に成長するということはそれだけ老化するのも早いということになります。
ブロイラーと同じですね。
女性だと初潮が早く来るという弊害もあります。
これは小さい頃から乳製品を取っていると早くなる傾向もあります。
今では小学3、4年生で迎える子供もいるそうで。
早くくるということはそれだけ一生にくる生理の回数が多いということです。
昔は子供の数も多いということもありますが、初潮も遅く、生理も一生で50回くらいだったそうです。
今は数百回と日本人の歴史の中でも最高に多くなり、それだけ酷使しています。
毎月内膜がはがれて、の繰り返しは体に負担になるので、
婦人科系の病気や不妊症が増えている原因の1つとも言われています。
だからといって子沢山になれというわけではありませんよ~(笑)
なんでも好きに食べていたら、生まれてくる子供にも影響がありますしね。
それだけ食事や生活習慣に気をつけなければならないということです。

マクロビオティックをやっているご家庭のお子さんは小柄な方が多いようです。
といっても140cm、150cmしか将来伸びないということではありません(笑)
ゆっくり成長するのに問題はないですよね?
早く大きくなっても中身がボロボロでは意味がありませんものね。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビオ 最新刊

2008-12-17 18:01:45 | Weblog
クロワッサン特別編集 ビオ・マクロビオティツクライフ Vol.7 オーガニック大研究 (マガジンハウスムック)

マガジンハウス

このアイテムの詳細を見る


9月に出ると言ってたのに出ないな~と思っていたら、最近やっと発売されてました。

内容は・・・
オーガニックって何?
オーガニックとは何かと言われ、改めて説明できない人も多いかも(笑)
基本的なことが説明されていました。

レシピは今回楽に作ることができそうなものが多いように思います。
冬の食材たち、大根、かぶ、れんこん、柿、栗などの食材のレシピ。
奥津典子さんによる玄米の炊き方・選び方
(これは低血糖の本を持っていればわかるかな?)
宅配野菜業者の紹介(知らないところもいっぱいあるな~)
生活雑貨や調理器具の紹介などなど・・・
マクロビオティックをやったことがない人は一度読んでみるといいかもしれません♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする