再び長崎県の話となるが、衆院4議席だけじゃなく、参院の2議席も、
すべて民主党が抑えていて、要するに長崎県は、本来非自民党色が
濃い県であるらしい。
小沢を先頭に立てて、各地にある団体などに圧力を掛けさえすれば、
ドミノ現象で民主党のための集票マシンとなると、思い込んだ小沢の
思い上がりに、鉄槌が下されたものと、あらためて長崎県民の
皆さんに敬意を評したい。
小沢の不遜な態度が、最も責任を問われるべきであろうが、
鳩山内閣の閣僚どもが、てんでばらばらに発言して、いったい誰が
責任を持つのかが不明であり、社民党党首までが閣僚の中にいたり、
党と内閣の重要ポストに、明らかな組合上がりが多数居って、
まるで社会主義者によって、日本が占拠されてしまったかの観すらある。
新進党の末期を、再度見せられる結論が出そうに思える。
日本の風土に社会主義は適合しない。
鉄のカーテンが現存した時代に、同じヨーロッパ民族の国ながら、
ソ連圏に組み入れされた、チェコ・ハンガリー・ポーランドなどの
社会主義国の暗さ、人々のやる気の無さを、数十度にわたる出張で
見てきた者として、あんな独裁制の政治形態が、この国に出来たら
困ると心底から思う。
政権交代を求める気持ちには変わりはない。
独裁者と組合代表者を追放して、真に民主的な政党として生まれ
直してもいいんじゃなかろうか。
自民党もまさか勝利したなんて勘違いはしていないと思うが、
今回の長崎県知事と町田市長選挙は天の配剤である。
ようやく総裁になれた谷垣には気の毒だが、まだ大勢残っている、
旧悪分子を除去した、新鮮な政党に生まれ変わって、国民に次の
選挙での選択の幅を与えて欲しい。時間はあまり残って無いぞ。
パパゲーノ