作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 サラリーマンの源泉徴収 】

2010-04-17 10:19:00 | 04 時事ニュース

世の給料生活者(いわゆるサラリーマン)は、
所得税、社会保険料、医療保険料を、当たり前
のように、源泉徴収されている。

戦争中に、軍部が軍費調達の便法として、
ナチスドイツに習って始めた方法であり、
このところ大問題になっている年金掛け金も、
軍部の上層部が、まだ軍費が足らないからと、
名目はなんでも良い、もっと集めろと命じた。

どうせ兵隊として、受給年齢の前に死ぬんだと、
源泉徴収に加えたのが、始まりである。
そんな不幸なスタートの年金だから、役人は
集まった掛け金を湯水のごとく浪費する体質を、
最初から持っていた。
軍部の体質が、そっくり役人に引き継がれたわけ。

ボクは三十一年前に、脱サラして起業したから、
社会保険事務所にも、厚生年金に加入する手続き
のために、自ら赴いたし、新会社を興す際に
必要なもろもろの役所との、交渉の全部を
自分でやった。

日本の事業所は、税務署の下請けも、社会保険所
の下請けも、何もかもやらされている事実がある。

大企業なら痛くもなかろうが、零細事業所に
とって、こうした事務処理は、大きな負担である。

源泉徴収のシステムをやめたら、税務官吏が
三倍になりとのご意見があるが、本来やって
当然のこと。
定数の中で、こなすことを考えるべきなのだ。

零細事業所は、現に徹夜作業で、役所の
下請け仕事をこなしている現実を、理解
してもらいたい。

ボクが一人で始めた会社は、幸いにも一億以上の
資本金を持つ会社に成長したから、そうした業務に
専念する社員を採用することもできたが、それだけ
人件費の負担が増えている。

たまには、社会保険事務所や、確定申告時期を
外して税務署を訪れてみたらよい。如何に暇な
職場であるかが、見て取れる。

サラリーマンは、役所の手抜きの犠牲者である。
給料を支払う際に、源泉の計算を行う事業所も
また、役所のサボリの犠牲者である。

東京駅に午後五時を過ぎたばかりの、あの
ラッシュを見たら、そんな時間に帰宅するのは、
100%役人であることが分かる。

ボクは75歳の透析13年目の患者であるが、
透析を終えて午後4時過ぎに、会社に戻り、
だいたい7時半ぐらいまで働いている。
それが身体障害者一級の手帳を持つ者の
実態である。

                          パパゲーノ

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