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千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

毎週末の祭り

2006-05-21 01:59:15 | 夢見るお年頃
神輿好きにとって5月の毎週末は一年で一番楽しい月
かもしれません。
下谷、神田、浅草と毎週末に祭りがあり、神輿が出ます。
21日の日曜日は三社祭りの最終日。
神輿を担ぐ為に地方からバスツアーで浅草にやってくる方もいると
聞きました。また有料で半纏を借りて神輿に肩を入れる人達も
いるそうですが、それは個人的にはたぶん違うと思います。
地域によっては若い担ぎ手が少なく高齢化して神輿が上がらないと
聞きます。中高生が興味を持って肩を入れやすい雰囲気作りや
彼らを見守り育てる大人達の問題も有るかも知れません。
森や川を守るように地域の子供達を見守り育てる町の意識?
神輿が大きくなるほど担ぎ手の数は沢山必要です。
そんな訳で神輿の渡御を手伝ってくれた人達の町の祭りには
コチラも手伝いに行くお互い様が普通です。
個人的に担ぎたければ地域の友人、知人に頼んで地域の
半纏を借りてもらい担ぐってぇ手もあります。
宮入が済んで地域の人達に「ご苦労様、また来年も来てね。」
「待ってるからね。」などと言われたら充実感もヒトシオです。
麻布十番商店街では各店2名の担ぎ手を出す決まりがありました。
神輿の会(神輿の渡御に慣れた人達)の人が神輿の前後に
数名付き、指導者が神輿の前方で誘導するパターンでした。
鮨屋の前での休憩では鮨やビールを振舞われ皆の腰がなかなか
上がらなかったりもしますが不慣れな者達ばかりなので気が楽でした。
最終的には十数基の神輿が集合するのでオンタイムの運行を
任された人達の焦りや苛立ちを担ぎ手達は気にしませんでした。
町には坂が多く、疲れもあって坂を早く上がろうとするのですが
登りの坂道は何基もの神輿で大渋滞。指揮者の「待ってぇ待ってぇ」が
「押すんじゃねぇ~」「待てよ~」の怒鳴り声になっても担ぎ手は
おかまいなしに早く登りきりたくて神輿を押し上げる・・・
神社でシャンシャンと手を打って縁日会場で焼きソバ食べて
十番温泉で半纏返して汗流し終了。
お祭りの日はソレが仕事でした。
決してお金を払って半纏を借りて神輿を担ぐなどしません。
神輿には神社の御霊が入っており、神社が町に来てくださるのです。
だから神輿の上に乗って神様にお尻を向ける行為も神輿蔵に入れる
時の誘導時にだけ許される行為だと思っています。
時に皆を励まし勇気付ける神に等しいカリスマもいらっしゃいますが
メッタにそのような人はいませんね。