BBC Sherlock: I am SHERlocked Too!! (シャーロック・カンバーバッチ）

今日から夏休み！溜まったビデオをたくさん観られる～！！

　
という訳で今日は昼間っから『シャーロック』を見直しました。
先月NHKBSプレミアムで再放送されたのを観て以来、どうやら私はこれにハマってしまったようです（笑）






面白いです！！セリフが練りに練ってあって面白い！でも一回見ただけでは、容量の小さな私の頭では到底理解不可能デス。
何度も何度も繰り返し観ないとダメ。90分×6話をいままでに2回くらいづつしか観れてません。途中まで観たり、途中から観たり。
『BBCシャーロック』ファン成りたてのホヤホヤで、まだ湯気がたってます！
難解なストーリーですが、原作とのリンクのし具合が楽しいし、アレンジし具合も楽しい。
シャーロキアンなどではないので、きっと沢山ちりばめられている小ネタに気付いてないのでしょうね。それでも十分楽しいです！



入り組んで凝ったストーリーはひとまずこちらへ置いておいて、登場人物がみんなとっても魅力的！
とりわけカンバーバッチ演じるシャーロックですねー！
ジェレミー・ブレッド以上のシャーロックには出会えないだろう、とずっと思っていたのですが・・・


(^^)↓　（可笑しくて可愛い！Sock indexがよく分からないデス）






見事に現代版シャーロック・ホームズが生まれてました！






この人、シャーロックは、
自分の世界に入り込んでしまうし、人使い荒いし、失礼なこと平気で言うし、
『気遣いのホームズ』って皮肉いわれても皮肉とは思わないし、、
自分のことを『高機能社会不適合者』って思っているし、
興味を惹かれる事件がないと退屈して荒れるし。





それでもジョンとルームシェア始めてから、社会人としての常識的な線をジョンに尋ねて、判断を仰いだりで少し変化をみせて・・・きたような、いないような。
くるくる変わる豊かな表情が、とっても可愛い。突然ファイターにもなってかっこいい。ふだん運動してなさそうなのに身体能力高そう。
原作ではたしかボクシングをやる人でした。ジェレミー・ブレッド版『ショスコム荘』で可笑しなファイティング・フォーム（笑）を楽しめたはず。





とにかくそのジョン（マーティン・フリーマン）との関係が、とってもいい。
ジョンは常識人で大人なのでシャーロックの話をよく聞くし、素直に褒めてあげる。
我が儘なシャーロックを受け入れる、まるで母親^^みたいなところあり、ですね。
ジョンにとってシャーロックは、それまで会ったことのないような人間で
アフガン戦線で傷ついて、閉ざされた心がシャーロックの『仕事』に付き合ううちに次第に癒されていってます。
シャーロックの演技ではない嫌な奴っぷりに呆れてしまうけど、でもそこに妙な魅力を感じてしまうし、その才能に敬意を感じているし、実を言うといいヤツだと心底思ってるんですね。







NHK録画観ただけなので日本語吹き替えしか聞けてないんです。あとはyoutubeで重要シーンを観ただけ。
ベネディクト・カンバーバッチ（シャーロック）の声が魅力的で、これを聞かなきゃシャーロックは語れない、なんてDVDレヴュー読んだので探してみました。
あるはあるは、youtubeに無数にアップされちゃってますね。声がホントステキ。魅惑のバリトン・ボイスですわ～。
朗読やCFはゆっくり、だけど普段のインタヴューやシャーロック役でのしゃべり方は、ひィーっていうくらい超特急。
ジェレミー・ブレッドより、TOEICやBusiness English（杉田先生）より、ハードル高いです。

ただいま注文したブルーレイディスクの到着を待っている最中。いっぱい聴いて慣れ親しんでいきたいです！








日本語でちゃんと聞き漏らさないように聞いていても？？？何回かリピートしても？？？
ものすごいスピードのストーリー展開していって、余分なセリフが一切なくて、どこかストーリーの中に影響与え合っていて、だから聞き漏らせません。
そんな風に聞いていて、観ていても分からない箇所多数。だれかにちゃんとスッキリ解説してもらいたいー。




だけどそれが面白い。分からないとこ、沢山あるけど面白いデス。



成り行きをどう解釈するか、いろいろ説が出てきて面白いです。
ああでもない、こうでもない、とネットのファンサイトで読むのも楽しい。
みんな推理が好きなんですね。








原作『最後の事件』がベースの『ライへンバッハ・ヒーロー』では、
（ライヘンバッハの滝の代わりに）バーソロミュー病院屋上から飛び降りたシャーロックについて、いろいろ視聴者から推理が寄せられていますね。


もうよく知られた説でしょうけど、youtubeの中の分かりやすいものをひとつ載せました。
今年英国で1月に放送されて、割合とすぐにこの推理がアップされているんですね。
図解入りで本格派で、とても説得力あります。テキトー訳をつけておきました。



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シャーロックはどうやって自殺と見せかけたか　
（ファンの推理　　図を書いて解説）
How Sherlock faked his death in 'The Reichenbach Fall' BBC one




さて、これから最終回でシャーロックがどうやって自殺したように見せかけたか、私の推理をお話しします。

－　まず最初に言っておくこと、それはシャーロックが最初から最後までモリアーティの先を行っていた、つまり出し抜いていたという点です。
シャーロックは暗い、まるで意気消沈したかのような様子で屋上に現れました。彼は暗い顔を演じていました。なぜならシャーロックは自分が死ぬことになっていたし、視聴者である私達もそれを知っていました。

彼はモリーを頼っていきました。なぜか？
死のうとして、それを死んだふり、死んだように見せかけようとしたら死体がいる。モリーは死体保管室で働いていて死体が手に入る。彼女は遺体処理の訓練を受け、さらに誰か他の人間に見せかけることも出来るでしょう。

どうしてそうなったか不明だが、多分マイクロフトの助けを借りて（マイクロフトはこのトラブルの原因を作った人だから）、またホームレスのネットワークの力も借りたのでしょう。(シャーロックに見せかけた死体は名のないホームレスのもの）


－　もう一つ、思い起こすべきことは、モリアーティと会う場所はホームズが決めた点です。これは重要です。なぜなら会う場所を自分が選ぶことで、ホームズが舞台をコントロールでき、自分の死の舞台を作り出すことが出来るからです。


－　またハドソンさんが撃たれたという電話はウソでした。だれがこのウソの電話をかけたのかは不明。マイクロフトが、多分彼だと思いますが。その目的はジョンを現場から遠ざけるためです。自分自身の見せかけの死をショーアップするために。


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さて犯罪現場を見てみましょう。（図を描き始める）


これがバーソロミュー病院を上から見た図。ホームズはここに立って下を見ています。


病院の前に一階建ての建物があり、道路がこう走っていて、車はこちらや病院と建物の間へ入れます。



－　屋上ではモリアーティとホームズがここから見下ろすシーンがあります。
こことここに、人々がいるのが我々視聴者には見えます。この人達は地上班の人々で、ホームズの見せかけの自殺を助けるためにいます。さらにここに三つのベンチがあり、右端のベンチに何か、または誰かがいます。おそらく誰かの遺体ではないか、と思います。舗装道路に置くことが出来るよう準備が整っているように見えます。


－　ホームズは一分待ってくれるか、と頼んでモリアーティを後ろへ下げさせます。モリアーティはここまで下がり、下の様子が見えなくなりました。地上班が準備する様子が見えなくなります。


－　ジョンがタクシーでこの辺りに到着して、すぐにホームズに会おうと、この辺りまで来ます。
　　ホームズは引き返すように言って、ここに立つように言います。ここは重要です。なぜなら、ここではジョンとバーツの間には建物があり、彼はホームズが飛び降りた場合の着地点である舗装道路が見えなくなりました。ホームズは二度、もとの位置に引き返すように頼んでいるのです。


－　そしてホームズは飛び降ります。ワトソンにはジャンプは見えても、着地点は間に建物があるため、見ることが出来ません。


－　友人が死んだと思ってジョンは走ってここまで来ます。その時、ここにローリーが止まっているのが見えます。その荷台には色々な色のビニール袋がいっぱい積まれていますが、ホームズが着地したのはここです。


－　そしてベンチに置かれていた死体はこちらに移され、ローリーは走り去っていきます。


－　ホームズはジョンが角まで駆けてくるのが分かっていました。そこへ謎のサイクリストが来て、ジョンにぶつかります。これもプランの一部です。ジョンが地面に転んで脳震盪を起こし、起き上がった時は視界がかすんでいて、話す言葉も不明瞭です。そして歩み寄っていきます。


－　ジョンが怪我をして、本当は何が起こっているのかを見ることが出来ない、という点が重要です。もし彼の意識がハッキリしていたなら、この死体はホームズのではない、と分かってしまったでしょう。

－　彼は脈をとり死体であることを確認するのですが、これはシャーロックではないのです。


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（番組のシーンを使って解説）

－　これはモリアーティが屋上から下を見るシーン。右側ベンチに人が座っている。
－　これはモリアーティが後ろへ下がったシーン。彼には下で準備が進んでいるのが見えない。
－　これはジョンがタクシーを降り建物を回って走ってくるところ
－　もちろん彼はシャーロックに戻るように言われる。『戻れ。。。戻れ。。』
－　結局彼は、ここに立たされ、建物があるため落下地点を見ることが出来ない。
－　シャーロックは飛び降り、落下する彼を我々は見ることになる。
－　そして着地。ジョンはシャーロック着地後に角を曲がって、このシーンを見る。
　　そこにはビニール袋をたくさん積んだローリーがいて、走り去る。この上にシャーロックが着地している。
－　サイクリストがジョンにぶつかり、彼は引き倒され、一瞬気を失ってしまう。
－　起き上がった時、彼は混乱している。視界はボンヤリし、言葉がハッキリしない。
－　彼は友人のところへ行くが、これは友人ではなく、別の痛ましい死体だ。脈をとるが死体なので脈はない。
－　死体は誰も誤魔化しだと気づかれないうちに、救急隊員によってサッと片付けられる。



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シャーロック・ホームズは死んではいません。こうして自殺にみせかけたのです。
これが私の推理です。


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何だかこの解説をしているシャーロックのファンらしきこの方も名探偵に見えてきました。
このドラマのマイクロフト（マーク・ゲイテス）に似ているし。（笑）
でもとっても納得のいく説明でした。ほぼこの通りだったのでは、と思ってしまう。


『BBCシャーロック』ではシャーロックとマイクロフトの兄弟愛？確執？も描かれていて、シャーロックとジョンの関係とともに興味深いです。
原作のマイクロフトはたまにしか登場しないキャラクターなのに、こちらにはしょっちゅう出てきて存在感大きいですね。マーク・ゲイティスさん。


そして、『Boys! You've got another one!』『tumblr Cumberbatched』というタンブラーまでオープンさせてしまった^^！
よかったら覗いてみてください。フォトがいっぱい、reblogばかりのミニスクラップブックです。