Newsweek 6月25日号は、 Woman on a Missionとして、アンジェリーナ・ジョリーが表紙を飾っています。彼女の、女優として、国連難民高等弁務官事務所の親善大使として、養子を含む4児の母として、の生き方を、8ページに渡って紹介しているのですが、その中で興味を引かれたのは、彼女の最新作『A Mighty Heart』。
2002年、ウオール・ストリート・ジャーナル誌記者だったダニエル・パール氏が、パキスタン、カラチで取材中に誘拐、殺害されたのは、ショッキングな画像とともに、記憶に残っていますが、その妻、マリアンヌを主人公にした映画なのだそうです。
Four months after 9/11, Pearl, a reporter for The Wall Street Journal, was in Karachi, Pakistan, with Mariane, who was five months pregnant with their first child.
He was working on a story about a possible Karachi connection to 'shoe-bomber ' Richard C. Reid when on Jan. 23, 2002, he was kidnapped by Qaeda members.
After releasing a series of increasingly disturbing photos of pearl in captivity, they beheaded him on a videotape that would be leaked to the media and broadcast to the world.
The film is based on the best-selling book of these events, written by Mariane and former NEWSWEEK editor Sarah Crichton,
ジョリーがマリアンヌを演じ、W.S.J.編集者達、パキスタン対テロ対策専門家、FBI係官達が、複雑に絡み合ったテロリストのネットワークを解き明かして行く、というストーリーなのだそうですが、同時にこの映画は、マリアンヌの決意、つまり夫を殺害したイスラム教徒への報復を求めたり、呪ったりすることは決してしない、という彼女の決意、を描いた映画でもあるそうです。
記事の中で、マリアンヌ・パールは次のように述べています。
To me, it's a story about Danny being held by extremely intolerant people. And yet we, in that house in pakistan--Christian, Hindu, Jew, Buddhist, Muslim--came together to find him. It's as if two visions of the world were fighting each other.
私にとって、この映画は、極端に狭量で、異宗教を許せない、そんな人々に捕らわれた夫ダニーを描いた映画なのです。パキスタンのあの家には、当時、キリスト教徒、ヒンズー教徒、ユダヤ教徒、仏教徒、イスラム教徒・・・あらゆる人たちが来て、一緒に彼を探してくれたのです。まるで、全く違うふたつの光景を見ているようでした。
Terrorism is a psychological weapon. It stops you from claiming the world as you own. It stops you from relating to other people. it creates fear and hatred. The only way to fight terrorists, as a citizen, is to deny them those emotions. Deny them fear, and they lose.
テロリズムは精神面にダメージを与える武器なのです。自分の世界観、価値観を主張しにくくさせ、他の人との交わりにブレーキをかけ、恐怖と憎しみを生み出します。普通の市民としてテロリストと戦う道は、ただ一つ。恐怖、憎悪といった気持ちを持たないこと。彼らを恐れなければ、彼らの負けです。
I'm not saying this because I'm a nice person. It's not forgiveness that motivates me. Terrorists expect retaliation. The one thing they're not expecting is my happiness. That's true revenge. And when I see Adam (her son) and I see how happy he is, I think, ' I'm winning.'
私が気持ちの優しい人間だから、こう言っている訳ではないのですよ。私をこうさせているのは、私が寛大で、テロリスト達を許しているから、ではないのです。テロリストたちは、報復を待っているのです。私が幸福になるだろう、などと決して考えていないでしょう。それこそが、私が幸せそうにしていること、こそが、本当の仕返しだ、と思うのです。幸せそうにしている息子を見ていると、『私が勝っているわ』と感じるのです。
A.ジョリーより、マリアンヌ・パールという女性の生き方のほうが、多いに興味を引きます。ところで、A.ジョリーがジョン・ヴォイドの娘だってこと、初めて知りました。遅れていますねー。ここのところ、映画から遠ざかっていますからねー。良い映画を観て、魂を揺さぶられたいものです。
2002年、ウオール・ストリート・ジャーナル誌記者だったダニエル・パール氏が、パキスタン、カラチで取材中に誘拐、殺害されたのは、ショッキングな画像とともに、記憶に残っていますが、その妻、マリアンヌを主人公にした映画なのだそうです。
Four months after 9/11, Pearl, a reporter for The Wall Street Journal, was in Karachi, Pakistan, with Mariane, who was five months pregnant with their first child.
He was working on a story about a possible Karachi connection to 'shoe-bomber ' Richard C. Reid when on Jan. 23, 2002, he was kidnapped by Qaeda members.
After releasing a series of increasingly disturbing photos of pearl in captivity, they beheaded him on a videotape that would be leaked to the media and broadcast to the world.
The film is based on the best-selling book of these events, written by Mariane and former NEWSWEEK editor Sarah Crichton,
ジョリーがマリアンヌを演じ、W.S.J.編集者達、パキスタン対テロ対策専門家、FBI係官達が、複雑に絡み合ったテロリストのネットワークを解き明かして行く、というストーリーなのだそうですが、同時にこの映画は、マリアンヌの決意、つまり夫を殺害したイスラム教徒への報復を求めたり、呪ったりすることは決してしない、という彼女の決意、を描いた映画でもあるそうです。
記事の中で、マリアンヌ・パールは次のように述べています。
To me, it's a story about Danny being held by extremely intolerant people. And yet we, in that house in pakistan--Christian, Hindu, Jew, Buddhist, Muslim--came together to find him. It's as if two visions of the world were fighting each other.
私にとって、この映画は、極端に狭量で、異宗教を許せない、そんな人々に捕らわれた夫ダニーを描いた映画なのです。パキスタンのあの家には、当時、キリスト教徒、ヒンズー教徒、ユダヤ教徒、仏教徒、イスラム教徒・・・あらゆる人たちが来て、一緒に彼を探してくれたのです。まるで、全く違うふたつの光景を見ているようでした。
Terrorism is a psychological weapon. It stops you from claiming the world as you own. It stops you from relating to other people. it creates fear and hatred. The only way to fight terrorists, as a citizen, is to deny them those emotions. Deny them fear, and they lose.
テロリズムは精神面にダメージを与える武器なのです。自分の世界観、価値観を主張しにくくさせ、他の人との交わりにブレーキをかけ、恐怖と憎しみを生み出します。普通の市民としてテロリストと戦う道は、ただ一つ。恐怖、憎悪といった気持ちを持たないこと。彼らを恐れなければ、彼らの負けです。
I'm not saying this because I'm a nice person. It's not forgiveness that motivates me. Terrorists expect retaliation. The one thing they're not expecting is my happiness. That's true revenge. And when I see Adam (her son) and I see how happy he is, I think, ' I'm winning.'
私が気持ちの優しい人間だから、こう言っている訳ではないのですよ。私をこうさせているのは、私が寛大で、テロリスト達を許しているから、ではないのです。テロリストたちは、報復を待っているのです。私が幸福になるだろう、などと決して考えていないでしょう。それこそが、私が幸せそうにしていること、こそが、本当の仕返しだ、と思うのです。幸せそうにしている息子を見ていると、『私が勝っているわ』と感じるのです。
A.ジョリーより、マリアンヌ・パールという女性の生き方のほうが、多いに興味を引きます。ところで、A.ジョリーがジョン・ヴォイドの娘だってこと、初めて知りました。遅れていますねー。ここのところ、映画から遠ざかっていますからねー。良い映画を観て、魂を揺さぶられたいものです。