ラミレス通算３５０号達成も、天敵・能見に音無し、１１三振喫し１点差負け。

内海、３安打完投も２被弾に「しょうもない投球」― スポーツ報知

◆巨人１―２阪神（２４日・東京ドーム）　

ラミレスが伝統の一戦で通算３５０本塁打を放った。１点を追う４回１死からバックスクリーン左へ１４号ソロ。９日の横浜戦（長野）以来１５日ぶりの一発が、プロ野球２６人目、外国人では史上３人目のメモリアル弾になった。Ｇキラー左腕・能見からの一撃だったが、得点はこの１点だけ。先発・内海が３安打完投もソロ２発を浴びて４敗目。チームは勝率５割に逆戻りとなった。

　立っていられなかった。打球の行き先はすぐに分かった。内海は両手を膝に当て、右翼席を振り返った。１―１で迎えた８回１死。金本への２球目だった。甘く入ったスライダーはあっという間に視界から消えた。左膝が崩れ落ちた。「しょうもないピッチングをして申し訳ない」。悔しさで言葉は出てこなかった。

　またも宿敵・能見が立ちはだかった。０９年から６度目の対戦で４敗目。１度も勝っていない。９回を投げきり、許したのは能見より少ない３安打だけだったが、２発を浴びた。

巨人・ラミ、３５０号かすむ３三振 ― サンケイスポーツ

ラミの一発だけじゃ…巨人わずか４安打　５割逆戻り ― スポーツニッポン

ラミレス史上２６人目の通算３５０号達成も、接戦を落とす ― 巨人軍公式サイト

序盤で主導権の楽天４連勝！ ３位に０．５ゲーム差。

星野楽天４連勝！“２強”に連続勝ち越し ― サンケイスポーツ

(日本ハム２－５楽天、２４日、札幌ドーム）

楽天は２４日、日本ハム１６回戦（札幌ドーム）に５－２と快勝。先発の井坂亮平投手（２６）は３回２失点で降板したが、四回から５人の救援陣が無安打に抑える完璧な継投を展開した。これで首位ソフトバンク、２位日本ハムに２カード連続勝ち越しを決め、今季２度目の４連勝。３位ロッテに０・５ゲーム差と接近した。

闘将は珍しく笑っていた。星野監督が相好を崩して奮闘ナインをハイタッチで出迎えた。

　「みんながホント、いい仕事をしとるわ」

　打線が先制パンチをお見舞いした。一回、松井稼の右前打を皮切りに２四死球と４安打をからめ４点をゲット。二回にも草野の中前適時打で１点追加。序盤で主導権を奪った。

中継ぎ陣が圧巻リレー！４連勝で３位に０．５差…楽天 ― スポーツ報知

星野流「振り切れ」浸透４連勝！３位に０・５差 ― スポーツニッポン

４番復帰のラミレス、タイムリー二塁打で逆転。代打・谷、坂本も貴重なタイムリー放つ。

お帰り！ラミレス「狙っていた」Ｖ打で虎に逆転勝ち！ ― スポーツ報知

◆巨人５―２阪神（２３日・東京ドーム）

　巨人が３試合ぶりに４番に復帰したラミレスのＶ打で、阪神に逆転勝ち、貯金を１とした。１点を追う６回１死一、二塁で、岩田から右翼線に２点二塁打。勝負強い主砲が帰ってきた。７回には代打・谷が貴重なタイムリーで勝利に貢献。先発のゴンザレスは６回１死から関本に中前打を浴びると、中継プレーのカバーで二塁ベースに向かう途中に右足を痛め、そのまま降板。急きょ登板した高木から４投手のリレーで逃げ切った。

　拳を思い切り突き上げ、ラミレスは感情を爆発させた。それだけ、この打席にかけていた。１点を追う６回１死一、二塁。本塁打の欲を捨て、コンパクトなスイングを意識した。「狙っていた。あそこは外に逃げる球が併殺には最適だったからね」。岩田の外角低めへ逃げるシュートを右翼線へ運んだ。２人の生還を見届け、ガッツポーズ。２点二塁打で逆転を呼び込んだ。

巨人・ラミレス、復帰即Ｖ打！再び貯金１ ― サンケイスポーツ

ゴンザレス右足負傷で登録抹消へ　死球の小笠原は打撲 ― スポーツニッポン

スタメン復帰のラミレスが貴重な逆転タイムリー　― 巨人軍公式サイト

岩隈、志願の続投、６回１失点で５勝目。打線も武田を攻略、球団通算４００勝で４位浮上！。

足攻で４位浮上！武田勝を攻略！！…楽天　 スポーツ報知

◆日本ハム２―６楽天（２３日・札幌ドーム）

ベンチの闘将も一瞬、あっけに取られた。１―０の２回１死一、三塁。聖沢が武田勝の初球に対し、いきなりバットを寝かせた。「相手の守備位置を見て、思いつきました。１点を取るなら、あれが一番確率が高いと思った」。セーフティースクイズを一塁線へ転がし、悠々と一塁を駆け抜けた。

　「足で１点を取る」という星野楽天が目指す、理想的な得点だった。２回１死一塁、カウント２ボールから、中島がストライクを取りに来たチェンジアップをたたきヒットエンドランを成功させていた。星野監督も「いつも（武田勝）やられていたから、いろいろとやっていかんとな」としてやったり。指揮官の采配で足を絡めて好機を作り、９番打者が自らの判断でゲッツー狙いの中間守備のスキを突き、奇襲を決めた。

楽天４００勝！岩隈も１５００投球回達成！ ― サンケイスポーツ

志願の続投！岩隈最速１４８キロで稲葉斬り　楽天４００勝 ― スポーツニッポン

東立川商店街の「羽衣ねぶた祭り」

２０日の土曜日、夕方は雨という予報だったが、東立川商店街で「行われている「羽衣ねぶた祭り」を見に行ってきた。
東京でもいくつかねぶた祭りはあるが、ここでは１２基のねぶたが運行され、３日間で１０万人もの観客が訪れるのだそうである。

羽衣ねぶた祭り／近藤英一郎「東京の祭り」

５時開始ということだったので、少し早めに現地に着いたものの、幸いにして雨は落ちてこなかったが、２０分ほど過ぎても何も始まらず少々待ちくたびれてしまった。
しばらくして、ちびっこのヨサコイ、大人のヨサコイが１チームずつ踊り、ようやく祭らしくなってきた。

６時を過ぎて、「黒石よされ」の流し踊りが盛大に行われ、たすき掛けに菅笠姿のご婦人や、跳ね人(ハネト）の衣装をまとった踊り手も見られた。
流し踊りが終わった後、ねぶたには灯りがともされ、式典が行われているような様子が続いていた。





７時近くなってようやくねぶたが動き出したが、２時間余も立ちっぱなしだったせいか、かなり疲労を感じてきたし、雨がポツポツ落ち始めたのを潮時に途中で帰ってきた。
そんな訳で、黒石市から運ばれたねぶたを見ることはできなかったが、ねぶた祭りの雰囲気だけは味わってきたような次第である。

高橋(由)、４番の意地、９回裏２死から１０号弾。先発・西村、バレンティンに２ラン披弾で初黒星。

由伸、７年ぶり４番弾！意地の完封阻止 ― スポーツ報知

◆巨人１―３ヤクルト（２１日・東京ドーム）　

　緩い変化球にタイミングを崩しかけたが、腰の回転で持っていった。高橋由のバットにはじかれた打球は、右翼ポール際の中段へ飛び込んだ。「ちょっと（バットの）先だったけれど、切れなかったね」。９回２死、高めに浮いたシンカーをとらえ、増渕をマウンドから引きずり降ろした。

　あわや完封負けの危機を救った１０号ソロは、久しぶりの主砲弾だった。前日（２０日）に続き、ラミレスに代わって「４番・右翼」でスタメン出場。０４年７月１７日のヤクルト戦（東京Ｄ）以来７年ぶりとなる、４番打者としてのアーチだった。敗戦の中で背番号２４がスタンドを沸かせた。

拙攻巨人、燕より多い６安打も３連勝ならず ― サンケイスポーツ

西村、今季初黒星…無傷の連勝も５でストップ ― スポーツニッポン

高橋由意地の一発もヤクルト戦３連勝ならず ― 巨人軍公式サイト

楽天連勝。塩見、５回２失点ながら５勝目、パ・リーグ新人トップに。

佑より白星持ってる！楽天・塩見５勝 ― サンケイスポーツ

（ソフトバンク２－７楽天、２１日、ヤフードーム）

　楽天は２１日、ソフトバンク１８回戦（ヤフードーム）に７－２で快勝。この３連戦を２勝１敗とし、２００９年９月２９日－１０月１日以来、２年ぶりとなるソフトバンク戦３連戦の勝ち越しを決めた。先発のドラフト１位・塩見貴洋投手（２２）＝八戸大＝が５回８安打２失点ながら、パ・リーグの新人でトップに立つ５勝目（７敗）を挙げた。

　勝利のハイタッチに闘志がみなぎった。前日２０日に完投勝利を挙げた田中に続き、塩見が５回２失点でパ新人トップの５勝目。「球数が多くて窮屈な投球をしてしまった」と反省したが、チームは２００９年以来となるこのカードの３連戦勝ち越しを決めた。

塩見に５勝目プレゼント　伊志嶺「援護できて良かった」 ― スポーツニッポン

東野好投、今季初完投で５勝目。打線も初回に４点のプレゼントで圧勝。

小笠原だ！長野だ！新旧３番そろって満塁適時二塁打 ― スポーツ報知

◆巨人７―２ヤクルト（２０日・東京ドーム）

巨人が首位のヤクルトに連勝、ゲーム差を６月１１日以来の４に縮めた。初回に３四球で１死満塁とすると、小笠原が先制２点二塁打。続く阿部も２点二塁打で４点を先行した。先発・東野は緩急を使って５安打２失点と、今季初の完投勝利で５勝目。８回には長野の満塁一掃の二塁打でダメ押しと、ほぼ完璧な試合内容で、原監督が通算６００勝を挙げた。

　追い込まれてからも冷静にボールを選んだ。初回１死満塁。小笠原は２ストライクからボール球を３球見極め、由規の外角低めの直球を狙った。重心を落としながら力をため、左中間へはじき返すと先制の２点適時二塁打。「うまく打つことができました」。今季初の勝利打点を挙げ、２夜連続のヒーローインタビューの活躍だった。

巨人・原監督６００勝！！首位・燕と４差 ― サンケイスポーツ

東野、今季初完投勝利で５勝目「残り、全部勝つ！」 ― スポーツ報知

１０年ぶり屈辱…ラミレス不振でスタメン落ち ― スポーツニッポン

東野の今季初完投でヤクルトに連勝 ― 巨人軍公式サイト

田中、杉内とのエース対決に、１０奪三振、１失点の完投勝利。

マー君、１失点１０Ｋ完投勝ち　伝説の甲子園決勝から５年も「知らないですよ」…楽天 ― スポーツ報知

◆ソフトバンク１―２楽天（２０日・福岡ヤフードーム）

プロで初めて同日に投げた２人がともに白星を手にした。楽天の田中はソフトバンク打線を６安打１失点１０奪三振に抑え、昨季を上回る１２勝目を完投でマーク。日本ハムのルーキー・斎藤はオリックスを５回７安打無失点、７月１７日の西武戦（札幌Ｄ）以来の４勝目を挙げた。０６年８月２０日、田中を擁する駒大苫小牧と斎藤の早実は夏の甲子園決勝で延長１５回、１―１の引き分け再試合。歴史的一戦から５年、両雄が成長した姿を披露した。

　大きな体を縮こまらせ、田中が申し訳なさそうに仲間とハイタッチを繰り返した。最後にベンチ前で星野監督に頭を小突かれ、照れ笑いを浮かべながらヒーローインタビューへと向かった。「ファンの皆さん、ベンチ、守っている選手の皆さんをヒヤヒヤさせてしまって申し訳ないです」。９回６安打１失点の完投勝利でチームの連敗を２で止めたはずの男は、第一声から謝罪の言葉を並べた。

楽天・マー君、チョ～不満も完投１２勝 ― サンケイスポーツ

プロ初の同日登板…マー君、佑ちゃんとアベック勝利！ ― スポーツニッポン

強打と好守の日大三高が全国制覇!! エース・吉永、３連投も５安打完封。

日大三、脅威の１０点打線で１０年ぶり２度目Ｖ ― スポーツ報知

◆第９３回全国高校野球選手権大会最終日　▽決勝　日大三１１―０光星学院（２０日・甲子園）

日大三（西東京）が脅威の１０点打線で光星学院（青森）を１１―０と下し、１０年ぶり２度目の優勝を飾った。００年の智弁和歌山以来４度目となる６戦連続２ケタ安打を記録するなど、全６試合で計８１安打６１得点と、猛打で参加４０１４校の頂点に立った。昨春は準優勝、今春４強の日大三が、東京勢では斎藤佑樹（現日本ハム）を擁した早実（西東京）以来７度目の全国制覇を果たした。

　ケタ違いの強さだった。超高校級の猛打で頂点に上り詰めた。３回２死一、三塁だ。５番・高山俊が初球の真ん中のスライダーを振り抜くと、白球はグングン伸びてバックスクリーンで弾んだ。高校通算３０号となる特大の先制３ラン。「練習してきたすべてを出し切って、甘い球を打とうと思った。気持ちよかったです。守りはたまたま」。５打点のヒーローは、４万７０００人満員の大歓声のシャワーを一身に浴びた。守りでも５回２死一、二塁からの右前打で、本塁へワンバウンド送球して二塁走者を刺した。

日大三・吉永、完封締め！熱投６戦５完投 ― サンケイスポーツ

日大三、圧倒Ｖ！史上４校目の全試合２桁安打で日本一 ― スポーツニッポン