近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

ミステリーツアー初体験、どこへ行くのか風まかせ

2006-06-30 09:37:56 | 近事変々
きのうはかみさんと一緒に日帰りのバスツアーに行ってきた。
「味覚と三大花めぐり初夏編」という行き先は行ってのお楽しみというミステリーツアーで、
今回が初めての体験であった。
おみやげの品に釣られて行ったようなものだったが、見学地は3ヵ所で、現地とは関連の
ないような品もいくつかあった。

高島平から外環、東北道を進み、まずは鹿沼市にある磯山神社のあじさい見物であった。
約3,000株といわれる色とりどりあじさいが参道の両側を埋め尽くしていた。
社殿の前には茅の輪があり、信心深い人達は茅の輪くぐりをして参拝していた。

次に向かったのは、鹿沼市の外れにある古刹の古峯神社である。
ここでは「古峯園」という日本庭園の中にある花しょうぶの観賞という段取りである。
案内人の説明では四分咲きとのことだったが、あまり大きな菖蒲園とはいえず、花もちらほら
としか咲いていなかった。
他には見るべきものもなく、時間をもてあましたまま門前のみやげ物店で昼食、手打ちそばを
使った「けんちん汁そば」が売り物という「天狗御膳」で空腹を満たした。

【古峯神社参道】



【古峯神社社殿】



【天狗面の奉納碑】



【古峯園寸描】



【花しょうぶ】







午後は日光へ向かい、「日光たまり漬け本舗」の店に立ち寄った後、霧降高原のニッコウキスゲを見るため、山道を
延々とドライブといった感じであった。
ニッコウキスゲの群生地というので期待していたが、高原にはリフトでしか行かれず、中腹まで往復で800円というし、
バカバカしいのでリフトに乗るのはやめた。
そうするとニッコウキスゲもちらほらしか見られず、時間もあり余ってしまい、駐車場の周辺を散策してお茶を濁すしか
なかった。

【リフト付近に咲いていたニッコウキスゲ】









帰りは「日光甚五郎煎餅」の工場見学だけで、あとは一路東京というスケジュールであった。
行きも帰りも道路はすいており、予定より1時間以上も早く高島平に到着した。
初体験のミステリーツアーだったが、行き先がはっきりしないだけで、普通の日帰りツアーと
さして変わらない感じであった。

サフラン擬 (サフランもどき)

2006-06-28 07:21:42 | 花好きずき
すっと立った茎にピンク色の花が一つだけ咲いている。
株間にポツンポツンと咲くだけだが、妙に目立つ花でも
ある。
ちょっとネタ切れになりそうなのだが、名前が分からな
くて紹介できない花は、まだいくつかある。
この花もやっと名前が分かったもののひとつである。





【サフラン擬(サフランもどき)】

・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Zephyranthes carinata
Zephyranthes : ゼフィランサス属
carinata : 背骨のある
Zephyranthes(ゼフィランサス)は、ギリシャ語の
「zephyros(西、西風)+ anthos(花)」が語源。
西インド諸島が原産地であることから。
・熱帯アメリカ地方原産。
・6月頃、ピンク色の、サフランにそっくりの花を
咲かせる。くっきりしていてとてもきれい。
・葉っぱは線形。
・別名「カリナタ」 学名から。

(出典:「季節の花300」)

印度浜木綿(いんどはまゆう)

2006-06-27 15:35:52 | 花好きずき
梅雨の間にのぞく晴れ間は、人にも植物にもかなりの
影響があるようだ。
ほとんど風もないので蒸し暑く、じっとしていても汗
ばんでくる。
鉢植えの草花も、急に強い陽射しに当たると、葉が萎
れてくるものもある。
こんな陽気が続くなか、白い百合のような印度浜木綿
の花が咲き始めた。





【印度浜木綿(いんどはまゆう)】

・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Crinum latifolium
Crinum : ハマオモト属
latifolium : 幅広の葉をもつ
Crinum(クリナム)は、ギリシャ語の
「crinon(ユリ)」から。
・開花時期は、 6/25頃~ 8/ 5頃。
・別名 「ポーウェリー」「ポウウェリー」。
・白いラッパ状の大きな花を咲かせる。
海岸沿いに植えられることが多いらしい。

(出典:「季節の花300」)

アベリア

2006-06-26 09:05:15 | 花好きずき
まだ会社勤めをしていた頃、近くの区立公園沿いに
この木が植わっており、小さな花をびっしり咲かせ
ていた。
ある時、挿し木をしようと思い、枝先を失敬してきて
やってみたが、カバンの中にそのまま入れてきたせい
か、その時は失敗に終わってしまった。

いま家には白と紫系が一鉢ずつあるが、これも挿し木
から育てたものである。まだ株が小さいので、植え込
みのような臨場感には乏しいが、ぽつりぽつりと花を
つけはじめた。











【アベリア】

・吸葛(すいかずら)科。
・学名 Abelia × grandiflora
Abelia : ツクバネウツギ属
× : 交雑種の
grandiflora : 大きい花の
Abelia(アベリア)は、19世紀のイギリスの
医者かつ植物学者で中国に来たことのある、
「Abel(エイブル)さん」にちなんだ名前。
花の名前も同様です。
・開花時期は、 6/10頃~11/ 末頃。
・夏から秋まで長く咲き続ける。
・車道の脇によく植えられている。
・甘い香り。
・別名 「花園衝羽根空木」
(はなぞのつくばねうつぎ)。

(出典:「季節の花300」)

ルドベキア

2006-06-24 13:13:29 | 花好きずき
ひと月ほども前から咲いているが、もうそろそろ散る
頃だろう。
ヒマワリの仲間だと思っていたが、菊の仲間だそうだ。
花の真ん中がこげ茶色になるものと、そうでないのが
混在しているが、葉っぱはどれも同じようである。
きょう一日曇りの予報だったが、昼過ぎから陽がさし
てきた。しかし、いくらか風はあるもの、めっぽう蒸
し暑く身体もだるい。









【ルドベキア】

・菊科
・学名 Rudbeckia : オオハンゴンソウ属
Rudbeckia(ルドベキア)は、
17世紀のスウェーデンの植物学者、
「Rudbeck さん」の名前にちなむ。
・北アメリカ原産。明治中期に渡来。
・夏から秋にかけて開花。花は大小あり。
・いろんな種類がある。
「タカオ」という種類の花は、花びら8枚で
花の真ん中がこげ茶色。よく見かけます。
・「ルドベッキア」とも読む。
・別名「荒毛反魂草(あらげはんごんそう)」
Rudbeckia hirta
「コーンフラワー」
「松笠菊(まつかさぎく)」

(出典:「季節の花300」)

夏椿(なつつばき)

2006-06-23 12:30:57 | 花好きずき
植えてから数年、蕾すら来なかったのが、ようやく
花を見られるようになった。
よく散歩に行く赤塚公園の中にも、所々にひっそり
と咲いている。
幹はかなり大きくなるが、花は白色でさほど大きく
はない。







【夏椿(なつつばき)】

・椿(つばき)科。
・学名 Stewartia pseudo-camellia
Stewartia : ナツツバキ属
pseudo-camellia : ツバキに似た
Stewartia(スチュワーティア)は、18世紀の
イギリスの「Stuart(Stewart) さん」の名前にちなむ
・開花時期は、 6/ 5頃~ 7/10頃。
「椿」とはいえ、梅雨の頃に開花します。
・すっきりした白色がきれいな花です。5枚の花びらの
縁(ふち)には、こまかいギザギザあり。
・花の形が椿によく似ていて、夏に開花することから「夏椿」。
・幹はすべすべしている。
・よく「沙羅双樹」と呼ばれるが、釈迦(しゃか)が
亡くなったときに近くに生えていたことで有名な沙羅双樹」は、
「全く別の熱帯樹のこと。
「沙羅双樹」は日本の風土では育たない。
・別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。
沙羅双樹とまちがえたためこの別名がついた。

(出典:「季節の花300」)

野萱草(のかんぞう)

2006-06-22 09:11:27 | 花好きずき
きのうも朝方は雨が降っていたので、ようやく大きくなった隠元を
慌てて初採りしたが、きょうも朝から雨が降っている。
一日花といわれる野萱草も、せっかく花を開きながら雨に打たれて
いる。
どんな花でもそうだが、家の野萱草は暗い感じの花なので、晴天の
時に見たほうが生き生きしている。









【野萱草(のかんぞう)】

・百合(ゆり)科。
・学名 Hemerocallis longituba
Hemerocallis : ワスレグサ属
(ヘメロカリス属)
longituba : 長い管の
Hemerocallis(ヘメロカリス)は、ギリシャ語の
「hemera(一日)+ callos(美)」が語源。
美しい花が一日でしぼむところから。
・野原や川岸の少し湿ったところに咲く。
・6~8月頃、オレンジ色の赤っぽい、大きい一重の百合
 のような花が咲く。
薮萱草(やぶかんぞう)は八重咲き。葉だけではあまり
 区別がつかない。
・一日花だが次々に咲く。

(出典:「季節の花300」)


※「訂正」・・・この記事は初め薮萱草としていましたが、訂正しました。

昼顔(ひるがお)

2006-06-21 07:51:19 | 花好きずき
雑草なので家の近くではほとんど見られなくなったが、
赤塚公園や区民農園のそばに行くと、まだ結構見られる。
なかには駐車場の金網に絡み付いているものもある。
花は朝顔より小さいが、ピンク色の花がたくさん咲いて
いると、なんとなくホッとする。





【昼顔(ひるがお)】

・昼顔(ひるがお)科。
・学名 Calystegia japonica
Calystegia : ヒルガオ属
japonica : 日本の
Calystegia(カリステジア)は、ギリシャ語の
「calyx(萼(がく))+stege(蓋(ふた))」
が語源。
・開花時期は、 5/15頃~10/10頃。
・名前のとおり、昼間に開花。夕方にはしぼむ。
・晩春から秋まで長い間咲き続ける。

(出典:「季節の花300」)

可憐な花に似つかぬ実が・・・ニゲラ

2006-06-20 13:13:09 | 花好きずき
千鳥草と同じような葉の中に、小さく可憐な花が点在して咲く。
花が終わる頃に見ると、小さな花から大きくて奇妙な形の実が
できるのでびっくりする。
この実が熟して殻が破れると、黒い種が出てくるので、黒種草
ともいうそうである。











【ニゲラ】

・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Nigella : ニゲラ属
Nigella(ニゲラ)は、
同じラテン語の「Niger(黒い)」が語源。
・南ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。
・葉っぱは糸状。 広がったようすは「カゴ」みたい。
・白、青の八重の形の花。開花は春~夏。
花の中央からにょろにょろが出ている。
花のあとにできる実は、おもしろい形♪
・実の中には黒いタネがある。香辛料として使われる。
花から実、タネ、と、形状の変化をじゅうぶん楽し
 めます。
・別名 「黒種草(くろたねそう)」

(出典:「季節の花300」)

薊(あざみ)

2006-06-19 08:55:05 | 花好きずき
いま咲いているアザミはこれだけで、例年、大株になって始末に
困る鬼アザミは、ことしは影も形もない。
もっとも、栽培していたわけではないので、どこからか種が飛ん
できて生えたものだからである。
写真のアザミは葉にほとんど棘がなく、園芸種らしいのだが本当
の名前は分からない。









【薊(あざみ)】

・菊(きく)科。
・学名 Cirsium japonicum(野薊(のあざみ))
Cirsium : アザミ属
japonicum : 日本の
Cirsium(サーシアム、キルシウム)は、
ギリシャ語の古名の「cirsion」が語源。
「cirsos(静脈腫)」の症状に対して薬効を持つ植物
があり、その植物にアザミが似ていることからこの名前になった。
・葉は羽状に裂け、縁にとげがある。
・沖縄の八重山では、とげを「あざ」と呼ぶことから、「あざぎ」
 (とげの多い木)と呼ばれ、しだいに「あざみ」になった。
・また、「アザム」の言葉に由来するという説もある。
 「アザム」には「驚きあきれる」とか「興ざめする」の意味があり、
 花が美しいので手折ろうとするとトゲにさされて痛いので、「驚き
 あきれ、興ざめする」ということからこの名前がついたらしい。
・薊の種類はいろいろあり、どれもよく似ていて分類が難しい。
 日本だけでも60種類もあるらしい。
・春咲きのアザミはごく少なく、ほとんどのアザミが夏から秋にかけて咲く。
・花のあとはタンポポみたいな種(たね)になり、風に乗って飛びます。
・別名 「野薊(のあざみ)」

(出典:「季節の花300」)