内海、６回途中４失点＋山口３失点でも７連勝。

坂本２６戦ぶり笑顔弾！巨人７連勝で５割復帰！ ― スポーツ報知

◆横浜７―８巨人（１０日・横浜）

原巨人が乱戦を制して今季初の７連勝、６月４日以来６７日ぶりの勝率５割へ復帰した。２回、高橋由の連夜の９号で先制すると、４回には阿部の１１号２ラン、５回には坂本の１１号で加点。終盤は横浜に粘られたが、８回には藤村がこの日、３安打目となる適時内野安打でダメ押し。その裏の１死満塁から登板した久保が締めて逃げ切った。最大１０あった借金を１か月で完済し、２位・阪神に０・５差に迫った。

　激戦を制した原監督は、疲れ果てていた。会見場を訪れると、両肩、そして首を回し、ひと呼吸置いた。「１つ勝つということが難しいと改めて感じました。でも、少々のミスも、（誰かが）カバーできるようになってきた」と前半戦との違いを説明。「勝率５割？　まだ自分の中ではマイナス３だと思っております」。３連敗しても勝率５割でいられる貯金３を「真の５割」と位置づける指揮官に慢心などなかった。

エースの不調を打線がカバーした。今季ここまで１１勝していた内海が、制球の定まらない立ち上がり。その中で２回、１死から高橋由が右中間席へ弾丸ライナーで連夜の先制９号を運んだ。

Ｇ７連勝！借金完済！２位阪神に０・５差 ― サンケイスポーツ

巨人７連勝！ついに借金完済…２か月ぶり勝率５割復帰 ― スポーツニッポン

辛くも逃げ切り７連勝で５割復帰 ― 巨人軍公式サイト

楽天、決定打出ず１０残塁、連敗止まらず借金１０。

楽天・山崎、６連敗に「弱いな、俺らは」 ― サンケイスポーツ

(オリックス４－３楽天、１０日、ほっともっと）

楽天はまたも貧打がたたり、２シーズンぶりの６連敗となった。借金は２桁に膨らみ、星野監督は「四球を出してくれているんだから、つかまえないと。寂しいな」と肩を落としてつぶやいた。

　相手先発は防御率６点台で、６月に１勝を挙げたきりの近藤。この日も決して出来は良くなかったが、攻略できなかった。一回と四回には２四球ずつもらったものの、後が続かない。五回は１点を返してなお１死二塁だったが、２、３番が凡退した。

星野監督「寂しいな」拙攻続き今季初の借金１０ ― スポーツニッポン

日大三高、全員安打で１４得点。エース吉永、１３奪三振３失点で完投勝ち。

日大三、１９安打１４点！０１年日本一以来２ケタ発進 ― スポーツ報知

◆第９３回全国高校野球選手権大会第５日　▽１回戦　日本文理３―１４日大三（１０日・甲子園）

　優勝候補・日大三（西東京）の強力打線が火を噴いた。日本文理（新潟）を相手に、３番・畔上（あぜがみ）翔主将の２ランなど全員安打の１９安打で同校史上夏最多得点となる１４得点を挙げ、大勝発進。１０年ぶりとなる全国制覇に好スタートを切った。

　早朝の甲子園の蒸し暑さとＶ候補の重圧を、バットで打ち払った。日大三が全員安打で今大会最多の１９安打を放ち、夏の甲子園では同校夏通算３０試合目で最多となる１４得点を挙げて圧勝した。小倉全由監督（５４）も「しつこさ、そして粘り強くヒットを続けていけるのが自分たちの強み」とお立ち台で目尻を下げた。

　チーム一番の「練習のムシ」の２人が、打線をけん引した。９番・谷口雄大と３番で主将の畔上。１点を勝ち越した５回１死一塁では、そのチームキャプテンが４球目の１３６キロ直球をたたき、右中間中段席まで運んだ。高校通算３５号は甲子園初アーチ。「勢いをつけてくれた。頼れる主将です」と指揮官から絶賛された畔上は「入ると思わなくて鳥肌が立った」と聖地のダイヤモンドを小走りに一周した。

日大三、先発全員安打で日本文理を圧倒！ ― サンケイスポーツ