空中戦、巨人が圧倒、ラミレス３発、阿部、坂本、長野、脇谷、エドガーが花火大会。

ラミ３連発！巨人２５年ぶり１試合８発! ― スポーツ報知

◆広島９─１２巨人（２９日・マツダスタジアム）　

　ラミちゃん、すごいぜ！　２回に史上１７人目の２球団１００本塁打となる２４号先制弾を放ち、４回に２５号、５回に２６号と衝撃の３打席連続ソロ。阪神・ブラゼルも負けじと３連発で並ばれたが、６回の４打席目には、あと３０センチで４連発の左翼フェンス直撃二塁打を放つなど、まさに「ラミさま劇場」。チームも２５年ぶりに球団最多記録へ並ぶ１試合８本塁打をマークし、先発・東野はリーグ一番乗りの１０勝目。さあ、これから巨人の季節デス！

　圧巻だった。ラミレスがバットを振り抜くたび、打球は次々とフェンスを越えていった。驚異の３打席連発。試合後は満足そうに観客席に向かって手を振った。「初めてのことなので、とても気分がいい。甘い球を見逃さずに、強いスイングをしようと思った結果だよ」。６月前半は０本塁打だったが、後半だけで８本目。勢いに乗ったラミちゃんは誰にも止められない。

原巨人８発花火大会！球団タイ２５年ぶり ― サンケイスポーツ(gooニュース)

東野10勝セ界一番乗り！６年目で自身初 ― 日刊スポーツ(gooニュース)

ラミレス３打席連続弾　東野が１０勝目を挙げる ― 巨人軍公式サイト

初先発のブーチェックに苦戦、好調阿部もブレーキ、投打かみ合わず連勝ストップ。

原巨人、投打チグハグ…黄３回３失点でＫＯ　２軍降格 ― スポーツ報知

◆巨人２―４横浜（２７日・東京ドーム）　

　巨人が来日初先発のブーチェックに苦戦し、横浜戦の連勝は７で止まった。２軍落ち寸前だった長身助っ人を拙攻続きで助け、反撃は７回のエドガーの２点打だけ。２度目の先発となった育成出身の黄志龍は、３回３失点ＫＯで２軍降格が決まった。とはいえ、背中の張りで休んでいた小笠原が５試合ぶりに代打で復帰し、７回に投手強襲安打。マイケルも今季初登板を２回無安打で飾り、戦力整備へ明るい材料が出てきた。

　不完全燃焼のまま、巨人の連勝は３で止まった。来日初先発のブーチェックにやられた。７回にエドガーの二塁打で２点を返すのがやっと。原監督は「高低（の配球）です。高めを振って楽に投げさせてしまった。そのへんの対策が今ひとつだった」と課題を口にした。

小笠原、復活打！！あす先発復帰も ― スポーツ報知

エドガーの適時打で追い上げるも、同一カード３連勝ならず ― 巨人軍公式サイト

巨人打線、１４安打１１得点で圧勝。阿部２発４打点、エドガーも３ランで決めた。

阿部また２発！単独キング２４号！！ ― スポーツ報知

◆巨人１１─２横浜（２６日・東京ドーム）　

　阿部の２発で、巨人が今季６度目の３連勝。２点を先行された３回、ラミレスの適時二塁打で追いつくと、キャプテンが豪快に２３号３ラン。６回には、キング単独トップに立つ２４号。１４安打の１１点で大勝し、貯金は今季最多の１６。２位・阪神とのゲーム差を４に広げた。原監督は球団歴代単独４位となる監督通算５１７勝をマークした。

　歯を食いしばった。阿部は、上体が投手寄りに流れるのを必死に耐えた。外角に逃げるフォークを引きつけると、一気にバットを振った。同点の３回１死二、三塁。打球は２３号勝ち越し３ランとなり右翼席に消えた。「球種にかかわらず初球から行こうと思った。フォークをうまく拾えた」。今月１１本目の価値ある一発に顔をくしゃくしゃにした。

　試合前の微調整をすぐに試合で実践した。ティー打撃を５球打ったところで「今日は調子が悪い。ダメだ」と吐き捨てた。普通なら、ここで悩み、不安を抱いて試合に臨みがちだが、２つのポイントを修正した。

阿部２発！得大弾でリーグ単独トップ！ ― スポーツニッポン(gooニュース)

負けない強運！藤井６連勝！１１戦不敗！！ ― スポーツ報知

原監督、藤田元司超え５１７勝…巨人歴代監督“ベスト４” ― スポーツ報知

阿部の２本塁打などで１１得点、横浜に大勝 ― 巨人軍公式サイト

楽天、単独最下位に転落。８回２失点の永井に打線の援護無し。

バント失敗が…聖沢「すべて僕の責任」 ― スポーツニッポン(gooニュース)

【楽天１－２ソフトバンク】（２６日・Ｋスタ宮城）

　１点を奪うための手段としてバントがある。これが成功しなければ得点できる確率は下がる。

　２点を追う楽天３回の攻撃だ。１点返して、なお無死二塁で聖沢のバントは投手への小飛球に。
捕球したソフトバンク・和田は二塁へ送球して併殺となった。続く嶋、鉄平が連打しただけにショックは大きい。直後の守備から聖沢をベンチに下げたブラウン監督は「バントは完ぺきに打球を殺すのではなく、ゴロにすればいいと春から練習させてきた。本塁打を打てと言っているわけではない。プロなのだから、バントなど特別なことではない」と苦言を呈した。

　試合後に打撃マシンでバント練習を繰り返した聖沢は「すべて僕の責任」と振り返ったが、今季チーム犠打数はリーグ最少タイの５１。成功率・７８９はリーグで唯一８割を下回っている。結局、１点差敗退で３月２７日以来の単独最下位に転落した。

ソフトバンク戦６連敗で単独最下位に…楽天 ― スポーツ報知

ゴンザレス、大家の投手戦、ラミレスの決勝２ランで競り勝った。

ラミ、決勝２ラン！！２冠弾！カーテンコールに応えた ― スポーツ報知

◆巨人３―１横浜（２５日・東京ドーム）　

　巨人が４番のひと振りで接戦にケリをつけ、貯金を今季最多タイの１５とした。同点の８回、ラミレスが２試合連続となる決勝の２３号２ランを放ち、横浜戦の連勝を６に伸ばした。本塁打トップタイに並び、打点とともに２冠王に返り咲いた。坂本は今季初の先頭打者アーチを含む猛打賞と波に乗ってきた。先発のゴンザレスは８回途中１失点と好投し、白星はつかなかったが、復調の兆しを見せた。

　打った瞬間、力強く右拳を突き上げた。ラミレスは誇らしげにダイヤモンドを一周し、仲間と笑顔でハイタッチを交わした。一度、ロッカールームに下がりかけたが、やまないファンの大歓声に、再びグラウンドに姿を見せた。「名前をコールし続けてくれたので、ファンの声援に応えたかった」。自身初というカーテンコールに、右腕を突き上げる「ヨロコンデー」パフォーマンスで応えた。

坂本、今季初の先頭弾！１４号＆１２度目猛打賞 ― スポーツ報知

ゴンが勝利アシスト！久保が危機クリア！投手陣が踏ん張った ― スポーツ報知

ラミレス連夜の一発　本塁打攻勢で横浜下す ― 巨人軍公式サイト

ラミレス連発、長野追撃２ランで４０勝到達。内海、中５日登板も２失点で責任果たす。

長野神話弾！セ界新プロ１号から８連勝！ ― スポーツ報知

◆ヤクルト２―４巨人（２４日・神宮）　

　巨人が３本のアーチで、４０勝リーグ一番乗りを果たした。４回に同点２１号ソロを放ったラミレスが、６回には２打席連続となる勝ち越し弾。さらに、長野が９号２ランで続き勝負を決めた。長野に一発が出ると、これで８連勝。“不敗神話”続行中のルーキーは、確かに何か持ってます。

　力みのない、それでいて鋭いスイング。打球が左翼フェンスを越すと長野は、少し意外といった表情でダイヤモンドを一周した。「球種はわからないけど、真ん中に入ってくる変化球です。コンパクトに後ろにつなぐつもりでした」

　ラミレスの２２号で１点を勝ち越した６回。１死一塁でルーキーに打席が回ってきた。マウンドの中沢とは２回目の直接対決。４月１７日の松山での初対決では三振を喫している。緩いチェンジアップにも、タイミングはピッタリだった。９号２ランでリベンジ。一撃で、４勝を挙げている新人王争いのライバルを沈めた。

ラミレス２打席連発！巨人リーグ４０勝一番乗り ― スポーツニッポン(gooニュース)

内海カットで７勝！やっぱエース！中５日なんの ― スポーツ報知

ラミレス２打席連続弾！４０勝リーグ一番乗り ― 巨人軍公式サイト

井坂、９回２失点でプロ初完投勝利。高須、大暴れの３安打５打点。

井坂、プロ初完投勝利！ぬいぐるみ抱え笑顔 ― スポーツニッポン(gooニュース)

【楽天６－２西武】(２４日、Ｋスタ宮城)

　ウイニングボールを受け取ったとき以上の笑顔を見せた。楽天・井坂が９回２失点でプロ初完投。本拠地Ｋスタ宮城で初勝利を挙げ、念願のお立ち台に上がった。

　「最近、子供が生まれて、ぬいぐるみを欲しがっていた。１日も早く渡したかったので本当にうれしい」。ヒーローにプレゼントされる球団マスコットのクラッチのぬいぐるみを左腕に抱え、喜びをかみしめた。

　最大の武器であるカットボールがさえた。最も警戒していた３番・中島には初回こそ死球を許したが、３回はカットボールを連投して三ゴロ。直球と同じ軌道から右打者への外角低めに鋭く落ちるカットボールの残像を目に焼き付けさせ、６回の第３打席では内角直球で見逃し三振を奪った。

高須　大暴れ！風を読み切って３安打５打点 ― スポーツニッポン(gooニュース)

西村、突然の乱調で逆転負け。ミス、ミス、勝てる試合を落とした。

西村健「情けない」４回突然の自滅 ― スポーツ報知

◆ヤクルト４―３巨人（２３日・神宮）　

　ガッツ抜きの巨人が自滅で負けた。前日（２２日）に背中の張りで途中交代した小笠原を休ませた打線は、４回までに館山から３得点した。しかし、先発・西村健が４回だけで２安打２四死球を許すなど、３回０／３で５安打４失点。４回の決勝点も一塁・高橋の失策で与えた。それでも阿部が６月１０本目となる２２号ソロ、３試合無安打だった坂本が今季１１度目の猛打賞と、梅雨空の神宮で数少ない光をともしてくれました。

　ふがいない自分に腹が立った。西村健は猛省の思いを込めて、言葉を絞り出した。「情けないです。先発で使ってもらっているのに…」。４回に制球難に陥り、３回０／３で４失点（自責３）のＫＯ。先発の役目を果たすことなくマウンドを降り、自身３連敗を喫した。

ミス連発！巨人「表現のしようがない」黒星 ― スポーツニッポン(gooニュース)

阿部「俺は外国人打者なんだ」自己暗示で月間１０発 ― スポーツ報知




【６／２２の試合結果】

◆ヤクルト１―５巨人（２２日・神宮）

東野、マエケンに並んだ９勝目！早くも昨季自分越え ― スポーツ報知

巨人・長野、復活祭！思い出神宮で３打点 ― サンケイスポーツ(gooニュース)

ラミ１０年連続２０号！外国人最多タイだ ― スポーツニッポン(gooニュース)

楽天、打者１１人で一挙７点の逆襲。

楽天つないで一挙７点逆転！最下位転落回避 ― スポーツニッポン(gooニュース)

【楽天１０－８西武】（２３日・Ｋスタ宮城）

　つなぐ意識と明確な狙いが猛攻を呼び、逆転劇を演出した。楽天が６回に打者１１人で７点を奪い試合をひっくり返した。

　象徴的だったのはチームトップの打率・３３２の嶋と、４番・中村紀の打撃だ。３点を追う２死一、三塁から、嶋が初球の１４５キロ直球を右前へ。「１本出れば何かが起きる。初球から積極的に、自分の打撃ができました」。さらに、２死満塁で中村紀は１ストライクから１５１キロの直球を右前へ同点の２点打。今季は満塁で３打数３安打と主軸の仕事をきっちり果たし「チームの勝利を第一にね」と笑った。

　２人は直球を逆らわずに、はじき返した。この回の７安打中６本が単打。５本が２ストライクとなる前の直球を安打にした。

最下位はゴメンだ！６回一気７点で逆転…楽天 ― スポーツ報知

マー君完投も、前半の５失点が致命傷。

マー君　中８日の落とし穴…序盤に失点 ― スポーツニッポン(gooニュース)

【楽天３－５西武】（２２日・Ｋスタ宮城）

　今季初の中８日での先発。その影響か、楽天・田中は序盤は球が高く、制球力を欠いた。初回１死一、三塁からブラウンの先制適時打などで２失点。３回にも４連打で２点を失った。５回までに８安打５失点。３本の適時打は、いずれも２ストライクから投じた決め球のフォークだった。

　これまで登板は毎週日曜に固定されていた。しかし、岩隈との２枚看板を別カードに登板させるブラウン監督の方針から、先発が２日間延びた。ブルペン投球も通常の登板前日に加えて、３日前にも行った。「感覚は悪くなかった」。中８日を言い訳にしなかったが、尻上がりに調子を上げ、６回以降は１安打無失点。７回には、この日最速となる１５２キロをマークし、常々「感覚が必要な球種」と話すフォークは徐々に鋭さを増した。

マー君「詰めが甘かった」志願完投も５敗…楽天　― スポーツ報知