近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

モナルダ

2006-07-31 16:41:30 | 花好きずき
家にあるモナルダは赤花で、「松明花(たいまつばな)」と
呼ばれるほうである。
雨ばかりで雑草が生い茂るばかりだが、雑草の間から茎が
伸びて、やや暗めの緋色といった感じの花が咲いている。
去年はもっと花が来ていたように思うが、植えっ放しのため
なのか、ことしはやっと咲いたというところである。







【モナルダ】

・紫蘇(しそ)科。
・学名 Monarda fistulosa
Monarda : ヤグルマハッカ属
fistulosa : 管状の,管形の
Monarda(モナルダ)は 16世紀のスペインの
医師の「Monardez さん」の名にちなむ。
・北アメリカ原産。
・夏にすっきりした、うすピンクや紫色の、
線香花火の花火を大きめにしたような形の
花が咲く。
・葉や茎は少し香る。
・別名「矢車薄荷(やぐるまはっか)」
矢車菊という花に似ていることから
「松明花(たいまつばな)」
花の形から。

(出典:「季節の花300」)

芙蓉 (ふよう)

2006-07-30 09:25:23 | 花好きずき
雨ばかりで葉も蕾も虫の餌食になっていた芙蓉の花が
ようやく咲き出した。
家にはピンクの一株しかないが、近所の家には色とり
どりの芙蓉があり、いっせいに咲いている。











【芙蓉(ふよう)】

・葵(あおい)科。
・学名 Hibiscus mutabilis(芙蓉)
Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
(酔芙蓉)
Hibiscus : フヨウ(ハイビスカス)属
mutabilis : 変わりやすい,不安定な
versicolor : 変色の,種々の色のある
・開花時期は、 8/1頃~10/5頃。
・ピンク色の大型の花。枯れたあとの姿も印象的です。
・「酔芙蓉(すいふよう)」
→朝のうちは白く、夕方になるにつれて
だんだん赤くなるという珍しい花。
”酔っぱらった”と見なした。
ピンクの芙蓉を夕方に見ただけだと、
ふつうの芙蓉と見分けがつかないけれど、
朝、白かった花が夕方ピンクになってれば
この「酔芙蓉」かもしれませんね。
・昔から美しい人のたとえに用いられている花で、
美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」という。

(出典:「季節の花300」)

アブチロン・・・傘タイプ

2006-07-28 08:00:37 | 花好きずき
だいぶ前に咲き終わった鉢もあるが、傘タイプのアブチロンが
また咲き出した。
橙色の方は1メートルぐらいになっていた親木を空坊主にされ
てしまったのだが、挿し木で育てたものがようやく花を付けた。
チロリアンランプのほうは長く咲いているが、傘タイプの花は
あまり長くは持たない。










※チロリアンランプの過去記事はこちら・・・

アブチロン=チロリアンランプ

白粉花(おしろいばな)

2006-07-24 15:54:13 | 花好きずき
そこここで白粉花を見かけるようになったが、なぜかほとんどが
赤色ばかりである。
黄色や白色、混色も見たことはあるが、まだ写真に撮るまでには
至っていない。







【白粉花(おしろいばな)】

・白粉花(おしろいばな)科。
・学名 Mirabilis jalapa
Mirabilis : オシロイバナ属
jalapa : ヤラッパ(メキシコの町名)
Mirabilis(ミラビリス)は、ラテン語の
「不思議な、素敵な」のことばが語源。
・開花時期は、 6/25頃~10/末頃。
・メキシコ原産。江戸時代に渡来。
(ペルー原産、との説もある)
・ラッパ型の花。町中に野生化している。
・熟した黒く固い種をつぶすと白粉(おしろい)の
ような”白い粉”が出てくる。 名前の由来はそこから。
名づけ親は江戸時代の博物学者、貝原益軒。
黒いタネ(実)は、お寺の鐘の形です。
・夕方頃に活動する昆虫には、花の多彩な色で引きつけ、夜に
活動する昆虫には、その香りで引きつける。
・色は赤、白、黄。英語では、1本の草から異なる花の色が咲く
ことから「marvel of Peru(ペルーの驚異)」といわれる。
・少しだけ香る。
・別名 「夕化粧」(ゆうげしょう)。名のとおり、夕方から咲く。
午後4時ごろから開花することが多いようです。

(出典:「季節の花300」)

雨上がりのマンデビラ

2006-07-23 17:53:12 | 花好きずき
鉢植えのマンデビラがようやく咲いたけれど、夕べ降った雨に濡れて
まだ水滴が付いていた。
鉢植えを買い求めてからなかなか咲かなかったのだが、去年から少し
ずつ蕾を付けて咲くようになってきた。
本当は広い場所で、垣根のようなところに這わせるほうがいいのだが、
それほどの場所もないので鉢植えのままで我慢している。









【ディプラデニア】

・夾竹桃(きょうちくとう)科。
・学名 Dipladenia boliviensis
Dipladenia : ディプラデニア属
boliviensis : ボリビアの
・常緑のつる性植物。
・南米のボリビア原産。熱帯です。
・花は夏から秋にかけて開花。大きな5弁花でスクリュー形。
花色はピンク、黄色など豊富。
・別名 「マンデビラ」 Mandevilla
イギリスの公使の「マンデビル さん」の名にちなむ。

(出典:「季節の花300」)

蓮(はす)の花がオシャカになっちゃった。

2006-07-22 16:02:53 | 花好きずき
オシャカなんて洒落にもならないけれど、ようやく開いた蓮の花が
雨にたたられて開閉を繰り返せなくなってしまったようだ。
ことしは2本蕾が付いたのだが、お盆の入りに1本は仏壇に供えて
しまったので、ことしはこれが見納めである。











【蓮(はす)】

・睡蓮(すいれん)科。
・学名 Nelumbo nucifera(蓮)
Nelumbo : ハス属
nucifera : 堅果を持った
・インド原産。
・すごくきれいな色。
・蓮は「蜂巣(はちす)」の略。
実の入った花床(花中央の黄色部分)はたくさんの穴
があいていて蜂の巣に似ていることから。
漢字の「蓮」は漢名からで、種子が連なってつくこと
からといわれる。
・夏の朝に水面まで花茎を立てて開花。
朝早く開き午後3時頃には閉じる。
花の開閉は3回繰り返し、4日目には花びらが散る
 (不思議!)。
・泥の中にある根の部分はふくらんで蓮根(レンコン)
になる。サクサクしてて、おいしいよ。
花、葉、茎、種子なども食用になる。

(出典:「季節の花300」)

垣根に南瓜(かぼちゃ)がぶら下がっていた。

2006-07-21 08:07:19 | 花好きずき
数日前に、すぐ近所の家の垣根に南瓜がぶら下がっている
のを見つけた。
蔓が垣根の外に伸びて花が咲いていたので、そのうち実が
できるだろうとは思っていたのだが、植物の生理は正直で
ある。
珍しい写真ができると思っていたが、このところの長雨で
機会を失し、きのうになってようやく写すことができた。
なお、一番下の写真は、弟が畑に植えた南瓜の一番花を
写した時のものである。







【南瓜(かぼちゃ)】

・瓜(うり)科。
・学名 Cucurbita maxima (南瓜の西洋種)
Cucurbita moschata(南瓜の東洋種)
Cucurbita pepo (南瓜のペポ種)
Cucurbita : カボチャ属
maxima : 最大の
moschata : 麝香(じゃこう)の香りのする
pepo : ウリの実
Cucurbita は、ラテン語の
「cucumis(ウリ)+ orbis(円形)」が語源。
古代ラテン名では「ヒョウタン」を意味した。
・アメリカ大陸原産。
・カンボジアから伝来したからこの名になった♪
カンボジア → カボジア → カボジャ → カボチャ
漢字名も、”「南」の国の「瓜(うり)」”から由来。
・英語名”パンプキン”。
・大きな黄色の花が咲きます。
・実(み)はあの「かぼちゃ」です。ビタミンA豊富♪
日本カボチャ、西洋カボチャ、ポンキンの3種
が代表的で、さらにそれぞれに品種がある。
山梨県名物のうどん「ほうとう」はカボチャの煮込みが
おいしい♪
・「南瓜」を「ぼうぶら」とも読む。

(出典:「季節の花300」)

鳳仙花(ほうせんか)

2006-07-20 15:59:55 | 花好きずき
やっと雨が上がったので、久しぶりに軽めの散歩に出た。
区民農園の囲いの傍に鳳仙花が咲いているのだが、歩道
との境目にもかかわらず、だいぶ前から長い間咲き続け
ている。









【鳳仙花(ほうせんか)】

・釣舟草(つりふねそう)科。
・学名 Impatiens balsamina
Impatiens :
ツリフネソウ(ホウセンカ)属
Impatiens(インパチエンス)は、ラテン語の
「impatient(我慢できない)」が語源。
種子が熟すると勢いよくはじけ飛ぶことから。
・開花時期は、 7/ 1頃~ 9/20頃。
夏から初秋にかけて咲く。
・インド近辺原産。日本には17世紀頃に渡来。
・花を鳳凰(ほうおう)に見立てた中国名。
・実は熟してくると、はじき出される。
・別名 「爪紅」(つまべに)、
昔、鳳仙花の花で爪を染めたことから。

(出典:「季節の花300」)

鋸草(のこぎりそう)

2006-07-19 09:52:19 | 花好きずき
こう毎日雨ばかり降っていては、庭の草花も雨に打たれて
元気がない。
その昔、「雨に咲く花」という流行歌があったが、別れた
人をどんな花に例えたのだろうか。
せっかく咲いたカサブランカも、日の光を浴びてこそその
白さが際立つというものである。
きょうは、だいぶ前に写して載せそびれていた鋸草を載せ
てみた。







【鋸草(のこぎりそう)】

・菊(きく)科。
・学名 Achillea sibirica
Achillea : ノコギリソウ属
sibirica : シベリアの
Achillea(アキレア)は、古代ギリシャ医師「アキレス
さん」(Achilles)により、この花にある有効成分(健胃,
強壮剤 achillein)が発見されたことによる。
また、ギリシャ神話の英雄アキレス(Achilleus)の名にちな
むともいわれる。
・葉が櫛の歯状にまるで鋸のようにギザギザに切れ込んで
 いるところから。
・白またはピンク色の花が咲く。
・別名 「羽衣草(はごろもそう)」。
     「アキレア」 学名から。

(出典:「季節の花300」)