内海が粘りの７回１失点で、自己最多の１５勝目。

内海「素直にうれしい」７回１失点１５勝！２冠エース！！ ― スポーツ報知

◆阪神２―４巨人（２５日・甲子園）

内海が７回１失点で、リーグトップに並ぶ自己最多の１５勝目を挙げ、徳俵に足が掛かりそうなチームを救った。打線は３回、藤村の先制中前打や阿部の右犠飛、フィールズの右前打で３点を先行。７回は失策によるチャンスを坂本が中前打で４点目に変えた。内海は７安打されながら自責点０でしのぎ、防御率１・５９で吉見（中日）を抜いてトップに立った。負ければ阪神に並ばれる危機をエースが止めた。

　自然と笑みがこみ上げた。歓喜のハイタッチを終えた後。三塁ベンチに戻って水を飲み、一息ついても内海の顔がほころぶ。「１試合ずつという気持ちで投げた結果、１５勝できたことが素直にうれしいです」。自己最多となる１５個の白星を積み重ねた達成感で、口もとがゆるんだ。

　気持ちで勝った。１９日の中日戦（東京Ｄ）で５回持たずに６失点ＫＯされてから、早出練習で下半身強化を徹底した。下をしっかり使えるようになり、体が前に突っ込んで上体に頼った投球を修正した。

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長谷部、８回無四球１失点の好投も、青山が打たれ競り負け。

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◆楽天１─２ソフトバンク（２５日・Ｋスタ宮城）　

楽天・長谷部康平投手（２６）が２５日のソフトバンク戦（Ｋスタ）で好投した。８回を無四球で被安打４の１失点。同点の状態でマウンドを降りたため勝ち負けはつかなかった。チームは競り負けて、３位オリックスとは６ゲーム差。それでも最後まで戦い抜く。

　クールなマウンドでの表情と同じで、クラブハウスへ引き揚げる時も長谷部は淡々としていた。「バランス、リズム、呼吸が良かったです」。チームは敗れたが、８回１失点。堂々たるピッチングに手応えを感じていた。

　２回は松田に不運な内野安打を許し、盗塁と捕手・嶋の悪送球で三塁に進まれ、長谷川に中犠飛を許した。先取点を許したが、その後はスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、低めを丁寧につく危なげない投球で強打のソフトバンク打線を牛耳っていった。

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