スタメンの松本、鶴岡が猛打賞。グライシンガー、８回１失点で交流戦初白星。

グライシンガーで５連勝！原巨人独走の今季最大６差 ― スポーツ報知

◆オリックス１―５巨人（１０日・京セラドーム大阪）　

　巨人が、グライシンガーの力投で今季４度目の５連勝、貯金を最多の１９に伸ばした。序盤こそ不安定だった助っ人右腕も、４回以降は１安打。８回を１失点に抑え、５月１４日以来の６勝目をマークした。初回、小笠原の右翼線適時打で先制した打線は、松本、鶴岡がともにタイムリーを含む３安打。投打の歯車がうまくかみ合った白星で、２位・ヤクルトとのゲーム差を今季最大の「６」にまで広げた。

　クールな男が弾丸になった。低く上がった白球目がけ、グライシンガーは頭から突っ込んだ。初回無死一塁、小飛球になった小瀬のバントをダイビングキャッチ。冷静沈着なはずの２年連続最多勝右腕が、執念を燃やして目の前の１アウトをつかみ取った。

　復活を告げる１１１球だった。「調子は良かった。序盤は制球に苦労したけど、中盤から良くなった」。

２回に併殺の間に１点を許したが、４回以降は１安打。カーブに不安を感じると、最速１４８キロの直球とカットボール、チェンジアップを中心に組み立てた。時を経るごとに絶妙な制球、クレバーな投球術がさえ、８回５安打１失点。４試合ぶりの白星で今季の交流戦初勝利を飾った。

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「おとりんの一言」

先発のライシンガーが８回１失点と好投し、交流戦での初白星を上げた。

打線は初回、松本の２ベース、小笠原のタイムリーで先制。
２回表には一死一、二塁から鶴岡が２ベースを放ち早くも３－０としたが、その裏、グライシンガーも併殺の間に１点を失い３－１となった。

６回表、オリックスの投手が４番手の川越に代わったところで、谷がヒットで出塁、李の２ゴロで代走・鈴木は２封されたが、鶴岡、古城の連打で１点を追加、坂本も続いて一死満塁、ここで松本がタイムリー、５－１とリードを広げた。
その後は両軍得点なく、９回裏、Ｍ・中村がラロッカにヒットを許したものの無難に後続を断った。

巨人はこれで５連勝、２位ヤクルトととのゲーム差は今季最大の「６」に広がった。