日曜日の午後、何となく胸の鼓動がおかしいと手首に指を当ててみた。
脈が一定のリズムを失いランダムになっている。
一瞬血の気が引いて頭が真っ白になったが、すぐに我にかえった。
不整脈の再発だ。
2回目のアブレーションが2019年1月23日だから、781日、2年と50日。
土曜日の痛飲がきっかけになったのだろう。
2018年12月7日に不整脈が再現した際も前日の痛飲が引き金になったことを思い出した。
血圧計は、エラーが出て何度試しても測定ができない。
間違いなく心房細動のせいだろう。
胸が苦しいなどの症状はなく、多少の違和感とともに軽い動悸を感じる程度なのは幸いだ。
月曜日の朝8時に手稲のかかりつけ病院に電話し、状況を話すと看護師から折り返し電話させるとのこと。
早めに職場へ出勤し、雑務をこなしていると9時過ぎに携帯が鳴った。
看護師に土日の経過を伝えると、主治医と相談の上、再度折り返してくれるという。
5分後に電話があり、主治医は処置中で対応できないが、別の医師が診てくれるという。血液検査、レントゲン、心電図の検査は予約を手配したので、すぐに来院せよとのこと。
こんなにすぐに対応してくれるとはありがたい。
さすが、北海道の3次救急をも担う大病院だ。
個人病院ではできない対応だと感謝しつつ病院に向かった。
診察の結果は次のとおり
①以前服用していた抗不整脈薬と念のための抗凝固薬を服用して経過観察し、3月25日に再度主治医受診の上、今後の方針を決める。
②3回目のアブレーションが有効かどうかを電気ショックで見極めるという方法は一般的な考えとしてある。ただし、それは主治医が決めること。
③アブレーションで心房細動を完全に止めることはできない。
④心房細動が続いていた期間が長ければ長いほど、アブレーションをしても効かないことが多い。
⑤症状が重い場合は、開胸して外科手術ということも考えられないわけではないが、リスクが高く、他の治療方法で代替されるため、今はやらない。
⑥血液検査の数値で特に気になるところはない。心臓の元気度を測るBNPも122と特段の問題はない。(前回2/18のときは3だったので、気になるから今度聞いてみよう)
セカンドオピニオンを求めたわけではないけれど、ここぞとばかりに色々と聞いてみた。
主治医以外の医師は、主治医の方針と齟齬がないよう細心の注意を払いながら言葉を選び控え目に語る。
しかし、治療のアプローチや症状への根本的な考え方が主治医とは違うことを、その控え目な言葉のニュアンスの中に知ることができる。
なってしまったものは仕方ない。
頭を切り替えて、後ろを振り返らず前だけを向き、今できることに最善を尽くせばいい。
過去、現在、未来のうち過去は変えられない。
変えられるのは現在と未来だけだ。
今日も太陽は登る。
よし大丈夫、今日も頑張ろう。
【これまでの経過まとめ】
2010年頃 不整脈発症。孤立性心房細動と診断される。
2018年まで 小樽市内のクリニックを年1回受診し経過観察していたが、紹介状により札幌手稲の病院へ
2018年5月9日 アブレーション(1回目)
2018年5月21日 不整脈再発
2018年7月26日 電気的除細動いわゆる電気ショックにより不整脈が治る
2018年12月7日 不整脈が再現
2019年1月23日 アブレーション(2回目)
2019年12月27日 高血圧のため降圧剤服用を始める
2021年3月14日 不整脈再発(2回目のアブレーションから781日後[2年50日後])
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