小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

10月下旬の小樽で思う 使い切る

2022-10-29 17:40:04 | 小樽
ホーマック裏の手宮桟橋で浚渫工事が行われていた。
 
 
大きなクレーンだなあ。

 
グラブと呼ばれる巨大な爪が水底の土砂を掴み、クレーンが90度回転して船と一体となった泥倉に運ぶ。
この作業が延々と繰り返されていた。
スマホのタイムラプス機能でしばらく撮影していた自分は、周りから不審者と思われたかもしれない。
 
 
 


勝納川にかかる橋のたもと。

 
鮭が力尽きていた。
この時期にみられる風物詩だ。


 
産卵のためにベーリング海から戻ってきたが、川奥までたどり着くことができず、本来の目的を果たせないまま力尽きて屍を晒す鮭。
哀れのようであるが、しかし、この鮭たちは少なくとも自分を使い切っている。
カラスにつつかれ屍すら残らないかもしれないが、自分の命を全力で全うしている。
 
鮭をみながら、死ぬときは、自分もこうありたいと思った。