ホーマック裏の手宮桟橋で浚渫工事が行われていた。
大きなクレーンだなあ。
グラブと呼ばれる巨大な爪が水底の土砂を掴み、クレーンが90度回転して船と一体となった泥倉に運ぶ。
この作業が延々と繰り返されていた。
スマホのタイムラプス機能でしばらく撮影していた自分は、周りから不審者と思われたかもしれない。
勝納川にかかる橋のたもと。
鮭が力尽きていた。
この時期にみられる風物詩だ。
産卵のためにベーリング海から戻ってきたが、川奥までたどり着くことができず、本来の目的を果たせないまま力尽きて屍を晒す鮭。
哀れのようであるが、しかし、この鮭たちは少なくとも自分を使い切っている。
カラスにつつかれ屍すら残らないかもしれないが、自分の命を全力で全うしている。
哀れのようであるが、しかし、この鮭たちは少なくとも自分を使い切っている。
カラスにつつかれ屍すら残らないかもしれないが、自分の命を全力で全うしている。
鮭をみながら、死ぬときは、自分もこうありたいと思った。