今朝は学校に行って、まず引き上げに回ることに。
これは何かというと、切れて張り替えた弦は音が狂いやすいので何回か直しに行くのです。
特別室(鍵がかかっていて学生が自由に入れない部屋)を張り替えたので、鍵をもらってその部屋へ。
行こうと思ったら、丁度社員さんがやってきて「僕も一緒に行きます」
だいたいそういう時は思惑があるんですが、色々勉強になるのでこちらとしてもありがたい。
で、今日はおもむろにキャスター(ピアノの脚に付いてる金色の車輪)の向きを変えて「どうですか?」
杵淵ピアノ方式というのが、正面から約45度外に向かってハの字型にセットします。
今日のどうですかは、それよりやや内向き(正面向き)30度くらいでしょうか。
たったそれだけの違いなんですが、
私「うーん、なんか詰まった感じがする。。。さっきの方が広がりがあって良いな」
社員さん「そうかー、僕はこっちの方が濃縮されてる感じでいいんだけどな。さっきのはべしゃーっとだらしない感じがする」
と、これだけ違う。
ま、二人の意見の違いは好みの違いなんだけど、、、
ためしに色んな角度で聞き比べた。
キャスターを内側に向けるほど、詰まった感じ。
逆に外に向けるほど横に広がっていく感じ。
45度以上広げてしまうと、私でもべしゃーっという印象になりました。
面白い。。
続いて部屋を替えて、今度も特別室でスタインウェイが2台置いてあります。
そのうちの1台を最近先生から調律頼まれたというので、どんな具合なのか聞きに入りました。
中央の音がこもってるというのが依頼の理由。
ただ、このピアノは昔いじりすぎてこうなった、と聞いていたので、普段がこのくらいだと思っていたから「ええ~?」
逆に、両サイドの高音、低音が結構キンキン鳴っていたので、そちらにビックリしたくらいです。
キャスターの向きがバラバラだったので、試に45度にしたら結構良い感じに(^^)
まあ実際の作業に当たってはアクションを調整したりして整えますが(社員さんが)。。。
もう1台の方でユニゾンが出ていました。おそらく以前に張り替えた音(弦)。
とりあえずユニゾンを揃えたんですが、そこで今度は「他の音とキャラが違うね~」という話に。
確かに今自分が触った音と他の音(他の人が調律した音)では鳴っている音の雰囲気が違います。
更にそのちょっと上の3つ並びの音を鳴らして「う~ん、ハンマーの所為だろうけどキャラがバラバラだ~」と社員さん。
言われて聞くと、確かにその通り。
社員さんがまずその3つの音を合わせなおしてみる。
先ほどよりは近づいたけど、やっぱり音の向いてる先が違う。
今度は私がやってみる。
パッとした印象では随分近づいた気が。先ほど直したユニゾンにも近い。
が、その音を聴いて社員さん「音の頂上は揃ったけど、土台がでこぼこしてる」
うーん、確かに。。。
「ひとつは家の中にこもっていて、ひとつは玄関先、もうひとつは門から外へ行ってしまった感じだね」と私。
このやり取りで意見の一致を見ました(笑)
しかしマニアックな話だね。。。(^^;)
再度社員さんが調律。
屋根(頂上)の高さはバラバラになったけど、確かに今度は土台が揃っている。
しかし残念ながら、今の私のレベルでは、どうしたら土台が揃うのか見当が付かない。。。
とりあえず違いは分かったので、後は気にしながら発見するのを待つしかないかな~というのが今の実感。
しかし、これらのことは、普通にお客さん廻りの調律をしているだけだったら、一生分からないだろうし気が付かなかったかもしれない。
つくづく今の(特殊)環境にありがたいと思う。あともうちょっとの間だけだけどね。。。
午後は、初めてチェンバロを割り振りからやってみた。
1オクターブの音階を作るのにえらく苦労しましたが、新鮮で面白かったです。
ピアノとは全く別物ですね。改めて。。。
これもこの特殊環境ゆえ・・・・・・
これは何かというと、切れて張り替えた弦は音が狂いやすいので何回か直しに行くのです。
特別室(鍵がかかっていて学生が自由に入れない部屋)を張り替えたので、鍵をもらってその部屋へ。
行こうと思ったら、丁度社員さんがやってきて「僕も一緒に行きます」
だいたいそういう時は思惑があるんですが、色々勉強になるのでこちらとしてもありがたい。
で、今日はおもむろにキャスター(ピアノの脚に付いてる金色の車輪)の向きを変えて「どうですか?」
杵淵ピアノ方式というのが、正面から約45度外に向かってハの字型にセットします。
今日のどうですかは、それよりやや内向き(正面向き)30度くらいでしょうか。
たったそれだけの違いなんですが、
私「うーん、なんか詰まった感じがする。。。さっきの方が広がりがあって良いな」
社員さん「そうかー、僕はこっちの方が濃縮されてる感じでいいんだけどな。さっきのはべしゃーっとだらしない感じがする」
と、これだけ違う。
ま、二人の意見の違いは好みの違いなんだけど、、、
ためしに色んな角度で聞き比べた。
キャスターを内側に向けるほど、詰まった感じ。
逆に外に向けるほど横に広がっていく感じ。
45度以上広げてしまうと、私でもべしゃーっという印象になりました。
面白い。。
続いて部屋を替えて、今度も特別室でスタインウェイが2台置いてあります。
そのうちの1台を最近先生から調律頼まれたというので、どんな具合なのか聞きに入りました。
中央の音がこもってるというのが依頼の理由。
ただ、このピアノは昔いじりすぎてこうなった、と聞いていたので、普段がこのくらいだと思っていたから「ええ~?」
逆に、両サイドの高音、低音が結構キンキン鳴っていたので、そちらにビックリしたくらいです。
キャスターの向きがバラバラだったので、試に45度にしたら結構良い感じに(^^)
まあ実際の作業に当たってはアクションを調整したりして整えますが(社員さんが)。。。
もう1台の方でユニゾンが出ていました。おそらく以前に張り替えた音(弦)。
とりあえずユニゾンを揃えたんですが、そこで今度は「他の音とキャラが違うね~」という話に。
確かに今自分が触った音と他の音(他の人が調律した音)では鳴っている音の雰囲気が違います。
更にそのちょっと上の3つ並びの音を鳴らして「う~ん、ハンマーの所為だろうけどキャラがバラバラだ~」と社員さん。
言われて聞くと、確かにその通り。
社員さんがまずその3つの音を合わせなおしてみる。
先ほどよりは近づいたけど、やっぱり音の向いてる先が違う。
今度は私がやってみる。
パッとした印象では随分近づいた気が。先ほど直したユニゾンにも近い。
が、その音を聴いて社員さん「音の頂上は揃ったけど、土台がでこぼこしてる」
うーん、確かに。。。
「ひとつは家の中にこもっていて、ひとつは玄関先、もうひとつは門から外へ行ってしまった感じだね」と私。
このやり取りで意見の一致を見ました(笑)
しかしマニアックな話だね。。。(^^;)
再度社員さんが調律。
屋根(頂上)の高さはバラバラになったけど、確かに今度は土台が揃っている。
しかし残念ながら、今の私のレベルでは、どうしたら土台が揃うのか見当が付かない。。。
とりあえず違いは分かったので、後は気にしながら発見するのを待つしかないかな~というのが今の実感。
しかし、これらのことは、普通にお客さん廻りの調律をしているだけだったら、一生分からないだろうし気が付かなかったかもしれない。
つくづく今の(特殊)環境にありがたいと思う。あともうちょっとの間だけだけどね。。。
午後は、初めてチェンバロを割り振りからやってみた。
1オクターブの音階を作るのにえらく苦労しましたが、新鮮で面白かったです。
ピアノとは全く別物ですね。改めて。。。
これもこの特殊環境ゆえ・・・・・・