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松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

電子書籍の難しさ

2011-06-23 14:15:16 | なんでもない日々
家電量販店で、販売応援員の寂しい後ろ姿をみるたびに「やっぱりこけたんだな」、と思わざるを得ないシャープとソニーの端末の話です。

まあ、ビジネス誌では「コンテンツ不足」とか分析していますけど、結局のところ今の日本では万札を出してまで「いつまで使えるのかもわからない」週刊誌のリーダーをほしい人なんていないんでしょうね。

単行本だって読めるよ! 配信してるよ!!
とおっしゃいますが、高くてもせいぜい二千円も出せば買える本を、何故に高価な端末を買って読まなければならないのか? ということなんでしょう。
だってさ。一ヶ月に一冊以上本を読んでいる人の割合って、電子書籍がターゲットにしているはずの若年層では三割にも届かないんじゃなかったかな(この数字はあやふやです)。

本気でIT教育や電子書籍の普及を考えるなら、子ども手当なんて即刻やめて小中学生全員に端末を配るべきだと思うのですよ。
で、紙の教科書は全廃。すべてネット配信。

そうやって種をまかないと。いつまでたっても収穫なんてできませんよ。
すでにある実の奪い合いでは、後発組が勝てるわけないんだから。
コメント
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