松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

我ながら単純だと思う

2009-01-31 16:40:40 | アニメ・コミックで思うこと
ハニカム 2 (2) (電撃コミックス)
桂 明日香
アスキー・メディアワークス

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週刊アスキーで連載しているハニカムのレビューです。
一回の連載が4ページと少ないので、なかなか単行本にならないのですが、ようやく2巻が出ました。

作中で、主人公の御手洗くんが『死ぬほど単純』だといわれていますが(129ページ左下のコマ)、御手洗くんの気持ちはとてもよくわかるんですよね。
で、おそらく多くの読者が『御手洗と自分は似ている』と錯覚するように作られているところが、この漫画のすごいところなんですよ。

作品全体を通して、御手洗くんの知らない鐘成さんのかわいいところを読者にはみせておいて、あの回を持ってくる。そこが計算高い。

さらに、守時というライバルを用意して、時々鐘成さんを落ち込ませる。
すると読者は(御手洗は知らないけれど)鐘成さんのかわいいところを知っているから、応援したくなる。

というわけで、まんまと作者の意図にはまってしまった松浦です。
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着々と

2009-01-30 18:00:00 | なんでもない日々
某所で、飲み過ぎたー! とかいってますが、執筆のほうは着々と進んでおりますよ。当然、今朝の更新作業も滞りなく行っております。

で・す・の・で、

ぜひぜひ、『光速で生きたくるみは、』の第五章をご堪能ください。
本日分の更新にて、第五章も終わりです。


さて。
一方、書籍化に向けて鋭意改訂作業中の『裏山の秘密基地』ですが。こちらも昨日、一山越えました。
新生『裏山の秘密基地』の感覚がつかめてきたので、今週末には一巡目の作業を終えられるのではないかと思っています。

さらに、書籍化で大いにお世話になっているクリエーター応援サイト様では地味ながら『スペース・スクランブル』という作品を更新したり。

ここに来て、一気に事態が加速しています。
明後日。二月に入れば、いよいよアルファポリスでの恋愛小説大賞も始まります。
どうぞ、『光速で生きたくるみは、』のバナーにご注目ください。投票用のバナーに変わるはずです。
(アルファポリスに)会員登録してくださると、100ptが入ります。
ご支援、よろしくお願いしますッ!!
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忙しいと

2009-01-29 17:19:19 | なんでもない日々
忙しいから無理。
という、仕事を断るときの常套句がある。
たしかに体力的に、あるいは物理的な意味での時間の制約で断らなければならない場合もあるでしょう。
でも一方で、「仕事は忙しい人に頼め」という言葉もある。

今、松浦は後者の状態。
このブログも、移動の合間を縫ってモバイルにて書いています。
当然、このPCには改訂作業中のファイルも入っていて、隙あらば執筆。

これが思いの外、効率的なのだ。
意外なことに、疲労が残っている休日の午前中などより、平日の方がはかどることもある。
もちろん、筆が進む日、進まない日、どっちもある。人間だからいつも同じではないけれど。それでもやっぱり、適度でかついい方向のストレスがかかっているときのほうが、いい仕事ができるような気がする。

まあ、本当にいい仕事かどうかは、できあがったものの客観的な評価で判明すること。単なる自己満足では話にならない。
『裏山の秘密基地』という作品。
ひょっとしたら、松浦の人生の分水嶺になるかもしれない作品。
命削って、改訂してます。
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ポイントの謎

2009-01-28 17:17:17 | なんでもない日々
今、松浦の目下の課題は記念すべき書籍化一冊目を成功させること。
これは間違いない。
が、平行して進めている作戦に『光速で生きたくるみは、』にも日の目を見せてあげたい。というのがある。
こちらは、アルファポリスにて連載中。
で、このアルファポリスなのだが……。

来月に恋愛小説大賞というのを開催する。
当然、松浦はエントリーしている。
そこからが問題。

トップページには、お化けみたいなポイント数をたたき出しているサイトがうじゃうじゃ。一方、松浦の作品はかろうじて四百位台に入っているというのが現状。
そこで気になるのが、どういうからくりでポイントがつくのか? ということ。

具体例をあげるならば、たとえばこのブログ。毎日のユニークアクセスはおよそ100。ページビューなら300くらい。ところが、アルファポリスのポイントは45程度。誤差と呼ぶには、あまりに違いすぎる。
さらに、昨晩確認した『光速で生きたくるみは、』のポイント数は10ptだったが、今朝トータルポイントをみると5ptしか加算されていない。

数える段階で、おかしい。さらに、表示されているポイントが一日の締めの段階で調整されているようだ。
これでは、なんのためのポイントなのやら全くわからない。
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下手なのは、わかっているが

2009-01-27 17:20:27 | なんでもない日々
こんばんは。
普段は四時くらいに起床するのですが、ここ数日は初仕事の緊張感からか、三時頃に一度目が覚めてしまいます。おかげで、この時間になると疲れが出てきたり。

走り出したばかりですから。あんまり飛ばすのも良くないですね。
完走できて当たり前。その上で、売れなければ次はない。
競走馬と一緒だな、と思いました。
勝てなければ価値がない。うっかりけがすれば、即薬殺。
おまけに、こちらは走るのも自分。御するのも自分。
あるときはペースをキープし、ここぞというときは鞭を入れる。

そんな感じで進めている改訂作業ですが、これが思いの外、難しい。
自分が納得できればそれで良かった今までの推敲作業とは違って、他者の視点、とりわけ本を手に取ってくれるであろう読者の視点を意識しての作業です。
書店で観察していると、多くの人は一冊の本を吟味するのに三分も費やしません。せいぜい、数ページです。
その間に、読者の心に切り込む何か、が必要です。
その昔。漫画家、高橋留美子の才能は読者の欲望に一気に切り込むもの。との評を読んだ記憶がありますが、まさにそういった『武器』の必要性をひしひしと感じています。
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応援電話をいただく

2009-01-26 17:18:19 | なんでもない日々
ポイントが伸びない。
というより、連載開始当初より下がっていく=読者が離れていく。という図式に悩んでいた松浦ですが、昨日中高時代の友人より励ましのお電話をいただきました。

そうだよな。
0ptでない限り読者はいるのだから、責任もって『了』の字を打つまでは更新しなきゃな。
などと、開き直っています。

プロになる。
小説でやっていく。
そう決めたからには、「ここからおもしろくなるんですよ」なんていいわけは通用しませんね。書いた原稿がすべてですから。
なら、今読み続けてくれている読者をラストまで引っ張っていけるように、全力投球するのが礼儀というものです。

文字でリンクが張ってあると、怪しい。と考える人もいるかもしれませんね。
そんなわけで、今日はURLを書いておきます。

『光速で生きたくるみは、』
http://matsuuratei.web.fc2.com/CCP.html


それから、もう一つ。
出版契約を結んだからには、責任を持って仕事に当たらなければなりません。
改訂作業の方向性ではOKが出ましたので、今度は文章力が試されます。矛盾なく、緻密で、計算高い。ヒカルの碁の言葉を借りるならば『神の一手』を目指して。
桜が散る頃、書店にてお会いしましょう。
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自問自答

2009-01-25 14:16:18 | なんでもない日々
残されたわずかな時間の隙間を縫うように、改稿作業をしています。
なにも、難しいことではない。日々成長しているのだから、今最高だと思えるものを書けばいい。
そんな風に考えられたら楽だろうな。

せめて、打ち合わせの一回でもあれば一瞬で片付くことも、メールだけではなかなか伝わらない。ま、会社が大阪だから、気軽に出向くというわけにもいかないか。
もし、完全に行き詰まったら。もしくは、明らかに思い違いが発生しているとなったら。その時は、電話でもかけるしかないかな。
メールよりは、まだましだろう。


書籍化の難しいところは、なにしろ原型となる物語が無料で公開されている、ということ。だから、一度読んでくださった読者も、もう一度違う形で手に取ってみたくなるような付加価値が必要。
ITに例えるならば、オープンオフィスとスタースイートみたいなものだろうか。
いや、マイクロソフトオフィスくらいの違いがないと、二度は読んでもらえないかな。


書籍化もさることながら、もう一つの懸案事項。
ウェブ作品『光速で生きたくるみは、』の宣伝。
更新頻度が早すぎるのか、それとも遅いのか。はたまたタイミングが悪いのか。
興味はあるけど、読む気になれないという方。コメント、お待ちしています。
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物語は後半に

2009-01-24 14:04:00 | なんでもない日々
こんにちは。
やっとこさっとこ、週末ですね。お疲れ様です。

まずは、告知から。
某首相の支持率ほどひどくはありませんが、当初のポイント数からだいぶ下降してしまった小説『光速で生きたくるみは、』ですが、しぶとく更新しています。
今朝の更新でいよいよ第四章に入りました。物語も後半戦です。
これを機に、今一度前半パートを読み返すもよし。あらすじだけ追いかけて、第四章から読み始めるのもいいでしょう。
そういう作りになっています。
どうぞ、『松浦亭の書棚』にお越しください。


それから。
いよいよ、初の書籍化作品『裏山の秘密基地』の改造に本格着手。
編集者の方から指摘いただいた点をずっと考えていたのですが、なんとなく道筋が見えたような気がしています。とりあえず物語を分解して、再構成する作業中です。
なんでも、アメリカ大統領は最初の100日の実績で評価が決まるそうですが、作家は最初の一冊が勝負です。ここで「つまらないやつ」という評価が下されると、もう読者は二度と手にとってはくれません。
こちらにも意地がありますから、がんばりますよ。
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大学時代の想い出

2009-01-23 17:50:50 | アニメ・コミックで思うこと
水と銀 1
吉田 基已
講談社

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「松浦君、これすごいよ」
リアルではあまりいい想い出のない大学時代で唯一の糧は、サブカルチャーだった。そんな松浦にモーニングに掲載されたこの作品を教えてくれたのがTくんだ。

当時の松浦は、青年誌にありがちなむき出しの欲望に嫌気がさしていたので、立ち読みすらしていなかった。
だけど。
この『水と銀』だけは、違っていたんです。

素人臭さの残るタッチ、だけど登場人物は誰もが表情豊かで。
なにより惹かれたのは、その人間味でしたよ。
この人たちの仲間に自分も入りたい。森みたいなやつがクラスにいたら、楽しいだろうな。
妄想に耽りつつ、何度も読み返しました。

その後、作者の吉田基已さんは編集部の意向なのか、妹ものを書き始めるのですが、やはりこの人には打算抜きのピュアな飾り気のない青春ものを書いていてほしいです。
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週末に期待を込めて

2009-01-22 17:28:28 | なんでもない日々
こんばんは。
本日は、現在進行中の計画などを書いてみようと思います。

まずは、なんといっても『裏山の秘密基地』書籍化へのステップを着実にこなしていくこと。
こちらのほうは、今のところ問題は発生しておりません。
しかしまあ、なんといっても初めてのこと。五里霧中であります。


続いて、久々のウェブサイトでの公開作品『光速で生きたくるみは、』のほうですが……。
書いた本人も驚くような、すばらしい好スタートを切った本作ですが、ここに来て急減速です。まあ、ウィークデーはお仕事が深夜までの方も多いでしょうから、
「読むのは面倒だなぁ。テレビでも見よう」
となっているのではないかと、勝手に推測しています。
一節は本当に短いです。週末の一気読みも可能ですし、それはそれで読み応えがあると自負しておりますが、毎日チラ見でもしていただけると励みになります。


そんなこんなで、今日も日が暮れました。
寝る前に、『松浦亭の書棚』のチェック! お願いします。
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