英検1級までの道のり

いちお、回想しといたほうがいいかと。今朝娘が二泊三日のイングリッシュキャンプに行ってくれて世話人数が息子一人になり、自分の時間がもてた。

31歳まで高校の英語教員をやり、自分の英語力に自信がないまま結婚退職。受験英語はよく知ってたけど。聞く、話すはまったゼロの日々でした。このころTOEIC８６０。長男を出産する３３歳まで、主人の転勤先で中学生の塾講師や、公務員専門学校でアルバイト。そのころ英検1級をめざそうかと過去問見て、やめた。「自分で考えて英文を書く」とか二次は「みんなそろってディスカッション（2002-3年当時）」など、無理とおもったし。で、TOEIC勉強。で、920点までいった。かといってNHKビジ英や、CNNはまったくわからず。

長男を出産後、人生激変。　　不慮の事故で長男は「笑う」ということ以外の身体的機能を失い、「寝たきり」に。危篤状態から脱した後も、体調は安定せず、一年の半分は入院し、その付き添い。育児とはいえない介護生活のはじまり。短命と思い、兄弟がいたほうがいいかと、二年後娘を出産。とんでもなく大変で、娘は祖父母任せでまともに育てていない。母乳もでず、粉ミルクで両家の祖父母宅を旅人生。

てことで、英語に関する持ち物、すべて捨てました。　　もう英語なんかいらんわと。

息子が6歳になり、支援学校にはいり、心の余裕と時間でき、「英語やりなおすか。趣味程度に」と。。。1年TOEIC学習で８６０。どうも今後がんばる気力もなく、英検1級受けてみようと。勉強もせずうけてみた。

２００８年第2回　　　一点足らず　不合格A

　　　　おお！　　これ、案外、うかるかもと勢いづいた。
結局一次5回目で通過。この１年半くらい、きつかった。年間５－６回は息子が入院し、1週間くらい付き添いとか、娘が幼稚園で世話がかかる。学習時間とれずイライラ。

なぜにここまで一級にこだわったか。

　　専業主婦。。聞こえはのんきそうだが、時間もなければ　子供も寝たきり。ランチやエステなど、お金使おうにも自由に出かけられない。
専業主婦の特権というか、「こども」がメインの話も多く、仕事の世界とも違う。
子供は一人「寝たきり障がい児」と「健常児」だと、どっちにも足つっこめない中途半端さがる。社会から同情されることあっても「よかったね」とか「よくがんばったね」はない。

　　　　で、実現できそうな、あるひとつの分野の頂点を目指してみたかったのです。
　　　自分だけのための。介護や家事で貢献するだけの人生だけは嫌だったというか。
その一念でした。

一級合格にむけて、ブログ仲間からいろいろ助けてもらいました。結構教材も使ったな～。いろいろ手を出したけど、最後まで使ったのは

一次対策

　　植田一三氏の　英検1級語彙集（CD付だが結局聞いてない）何回も見て覚えた
この語彙問題で得点を稼いだ。常に25問中２２－３問正解に。
　　　　　　　　　読解問題集　過去20年くらいの問題をテーマ別に収録

　　旺文社過去問題集　　リスニング部分はほぼ、デクテーションして耳の精度をあげた。
　　実践ビジネス英語　　３か月ほぼ毎日デクテーション　聞き間違えるところが共通していること　　　　　　　　　　　　や、書き取ることで熟語、語彙の増強に結びついた


二次対策
　　英語便　　でのスピーチ原稿　10本ほど
　　知り合いのネイティブに　チェック　　10本ほど
　　スカイプで、英検1級道場（HPあり）　の　山中先生の　　論旨整理、実践演習

　　　で、なんとか二次2回目　６８点で合格

私の　人生の挑戦のひとつ、おわりました。一級を使って働く予定もないけど、
　この二年ちかく、ひとつのことにがんばれたことが　　うれしいです。
　あきらめず挑戦し続けてよかった。

　　特に介護をしている人にも自分の夢をあきらめず、しんどいこともあるけど、
　自分の人生も大切にしてほしいとおもいます。


　　だらだら　書いたけど。　　一級合格　　　　ほっとしてます。