杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・六ヶ所村で放射能汚染の危険性

2010-04-19 01:24:47 | Weblog
原子力発電の危険性について、いつも問題にしている友人から、深刻な情報があるとの連絡があり、このところ、近辺では大きな話題になってきています。

転載を是非、というブログも見つけましたので、情報伝達手段の一つとして掲載することにしました。
なかなか大きなメディアでは取り上げなさそうなので、口コミの重要性を感じます。

以下転送です。
http://ameblo.jp/sannriku/entry-10507310778.html
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2010-04-13 10:50:22

六ヶ所でついに住民の食物に放射能残留始まる。隠蔽工作も!

※三陸の海を放射能から守る岩手の会のニュースからの転載です。

 同会のHPで実際の紙面を見ることができます。HPは「再処理 岩手の環境」で検索できます。

 下記資料をお近くの図書館から、青森県の図書館に資料請求してください!

 katsukoのブログは常に転載歓迎ですがこの記事はとくに、ぜひ転載お願いします。

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 六ヶ所村農業世帯の日常食から

  ヨウ素129平常値の約30倍検出
             ー(財)環境科学技術研究所調査報告ー

『岩手の会』では、再処理工場の放射能環境放出について資料を収集し調査を続けています。六ヶ所村にある(財)環境科学技術研究所の青森県委託調査『年次報告書』に、「食物汚染」について重大な数値が示されていました。

<かげ膳法による試料採取>

(財)環境科学技術研究所は、六ヶ所村の住民の食事の放射能検査を実施していました。
『かげ膳法』といわれる食事調査の方法は次のようなものです。
◎報告書では、「従事職業業態」として「青森市勤労」「六ヶ所村勤労」「六ヶ所村漁業」「六ヶ所村農業」の4つの「世帯」グループを記載している。
◎グループごと5人に委託し、指定した一日の全ての飲食物と同じ食品(「かげ膳」)を試料として回収した。
◎五人分を一つの試料としてミキサーで粉砕、混合し均質化し、うち2㌔を凍結乾燥させ、ヨウ素129、炭素14、有機結合型トリチウム(OBT)の分析を行った。

<『六ヶ所漁業・農業世帯』の数値が急上昇 >
 
 2008年から六ヶ所村の漁業世帯と農業世帯で急上昇しています。
すなわち2006年6月から2007年10月までの数値を平均化すると「3・7マイクロベクレル/日・人」となる。これを「バックグラウンド(汚染前の自然値)」とみなし、その後の変化を比較すると、2008年の「六ヶ所漁業世帯」は「28マイクロベクレル/日・人」でそれまでの7.6倍になっています。報告ではどういうわけか、その後、「六ヶ所村漁業世帯」の項目は消え、「六ヶ所村農業世帯」となります。その「2008年8月」が「115マイクロベクレル/日・人」で、じつに、「自然値の30倍」です。
 この数値について同報告書は「大型再処理施設から放出されたヨウ素129の影響を受けた可能性がある。」と述べています。

<なぜ漁業世帯の数値が発表されないのか?>

『アクティブ試験が始まって3年目で六ヶ所村の漁業世帯や農業世帯の食べ物のなかの放射能の数値が増大した』という重大な事実が、同研究所の分析で判明しました。この結果について、さらに詳しい報告を行う義務が調査を委託した青森県にはあります。住民の知る権利に応える、事業者や行政当事者、マスコミの責任ある対処が望まれます。


(注)(財)環境技術研の『平成20年度放出放射能環境分布調査報告書』は青森県立図書館と青森市立図書館にあります。各地の公立図書館から資料請求出来ます。


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3 コメント

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いつまで隠蔽するのか (多摩)
2010-04-20 01:30:38
自民党は原発に100%賛成ですから、柏崎の事や六ヶ所村の事は隠蔽してきても当然と言えば当然ですが、民主党も原発推進に舵を切りましたね。
以前、原発を湖に作って放射能の濃度が高くなった事でイギリスは原発を諦めました。海に作れば放射能は拡散します。ですから、日本では海沿いに原発を作ります。ちょっとした調査では、お得意の因果関係が特定できないと言えば済むからです。しかし、今回のこの調査ではとても公表できない数値が出てるから漁業
のグループを公表しなかったと疑われて然るべきですね。
たびたび出しますが、イラク戦争の検証を求める議員の数が100名に達しました。殆どが民主党議員です。この問題も無視しないで貰いたいですね。
去年の政権交代で国民の多くが望んだ事の次元の低さがここにも現れていると言えます。
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経済的にどうなのか? (ken)
2010-05-08 18:29:15
 原子力発電所の見学会に行って来ました。電力会社主催なので、参加費無料、食事付き。
 発電所には近づけず、敷地内のバス見学と関連施設(燃料工場)、展示館の見学。地域復興の様子。
 安全対策や地元対策に多くのお金を使っているだろうなというのがわかります。
 電力会社にとっても負担ではないかという人もいます。関連出費を受け取る人たちにとってはありがたい存在でしょう。
 二酸化炭素も、発電時は出しませんが、関連する費用や地元対策など全部足したらどうなるのでしょう。発電にかかる費用は発表されているのより実質ではずいぶん高くなるのではないでしょうか。
 廃棄物の保管費用はどうなのでしょう。地層処分するとして、その後一切放置というわけにはいかないでしょう。膨大な管理期間を考えると、年間費用がわずかでも、放射能が弱まるまでに必要な管理費は計算されているのでしょうか。
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なぜ伝播しないのか ()
2010-05-10 07:47:22
多摩さん、kenさん(おひさしぶりです)、コメントありがとうございます。

ご存じの方はその問題性と、社会でどう情報が埋もれていくかの動きまで見えているのに、どうしてこれが多くの人に伝わらないのでしょうか。

電力会社主催の、アゴ付き見学ですか・・・。
これに勝てる作戦が必要なわけですよね。
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