杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・産経新聞前ソウル支局長の在宅起訴~報道の自由の国際的な重要性

2014-10-12 10:30:06 | 報道・情報
8月3日に産経新聞のウェブサイトに掲載されたコラムがパク・クネ大統領の名誉を傷つけた
ということで、ソウル中央地検は、産経新聞の前ソウル支局長を
10月8日に在宅起訴したという事件。


この問題を巡っては、翌日
日本新聞協会が「報道機関の取材・報道の自由、表現の自由は民主主義社会の根幹をなす原則」と指摘し、
「起訴強行は極めて遺憾であり、強く抗議するとともに、自由な取材・報道活動が脅かされることを深く憂慮する」
との声明を出し韓国側の対応を批判したほか
日本記者クラブと日本新聞労働組合連合も同日、抗議声明を出したということです。

外国で、このような形で表現・報道の自由が制約されるということがあったことに驚いています。

内容自体を知らないので具体的なことは言えませんが,
少なくとも公人である韓国大統領の情報は、一般人のそれをは違うはずです。

このような形での圧力がかかれば、報道機関は他国の首脳についての情報はだしにくくなり
情報の出てこない国ができてしまいます。
それでは、国際社会の中での情報の流通がはかれず、国家間の関わりをどのようにとっていくかの判断材料が得られないことになります。

その意味で、報道の自由は、国内でどう保障されているかにとどまらない
グローバルな視点で、世界共通の自由になっていくべきもので
注視しなければならない問題だと思いました。











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