杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・3.11~情報提供の遅延「国民の意識」って?

2012-03-11 08:40:54 | 東日本大震災
3.11から1年。テレビ番組も新聞などもこの災害を振り返りつつ
また進まない現状を報告しています。
この災害のあとの人災的な要素については,この災害にだけにとどまらない問題性を感じます。

もっとも気になるのは,情報の提供について。
象徴的なのはSPEEDIの情報が、必要なときに提供されなかったことですが
ここで出てくるのが「国民の意識」ということば。
国民がどんな情報をほしがっているのかわからなかった、ということをいっている。

「国民」って知らない異星人かなにかですか?
あなたと同じではないですか?
あなたも国民ではないのですか?
あなただったら,何がそのとき知りたいと思いますか?

危険が身に迫っていれば,そこから逃げたいと思うし、
自分の大切な家族、特に子どもなどの弱いものを優先的に守りたい
危険のない所におきたいと思う
そのために必死になる
この思いは同じではないのでしょうか。

政治家だとか、原発の安全を国家的視野で考える立場に立つ者が
自分は国民とは違うという発想を持ってしまうことが問題です。
そして、マスコミなどの情報に垣間見られるこの発想の政治家などの発言を
聞き過ごしてしまう、許してしまう「私たち国民」も問題だと思います。



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