風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

RAINBOW [16th Century Greensleeves] 1975

2018-10-14 05:48:08 | 今日のメタル













ハード・ロック界のカリスマ・ギタリスト、リッチー・ブラックモアがディープ・パープル在籍中の1975年に、ソロ・アルバムとして発表したアルバム、『Ritchie Brackmore’s RAINBOW』(邦題『銀嶺の覇者』)に収録されている曲です。

あくまでもソロ・アルバムという形式で発表されたアルバムでしたが、発売後にリッチーはディープ・パープルを脱退。このアルバムは事実上、リッチーの新バンドのデビューアルバムという位置づけとなっています。



バンド活動を行うに際し、リッチーはレコーディングに参加してくれたバンド「エルフ」から、ヴォーカルのロニー・ジェームズ・ディオだけを引き抜き、それ以外のメンバーを全員解雇。ドラムにコージー・パウエルを迎えるなど新体制で臨み、バンドを始動させます。



伝説のハード・ロック・バンド、「レインボー」の誕生です。




上のライヴ映像は1977年にドイツのミュンヘンで行われたライヴを撮影したもの。この演奏のハイライトはなんといっても、冒頭のリッチーによるアドリヴ演奏でしょう。御覧になればわかりますが、スコットランドの古い民謡「グリーンスリーヴス」を静かに弾きこなし、さらにはバッハの曲「ブランデンブルク協奏曲」を華麗に弾きまくる。


リッチーのクラシック趣味が遺憾なく発揮された名演奏が堪能できます。



ハード・ロックのカリスマ、リッチーブラックモアの素晴らしい演奏に、いつまでも浸っていたいですねえ。