京極夏彦の代表的シリーズ作、百鬼夜行シリーズ。
妖怪の仕業か!?とも思える怪事件を解決するのは、古本屋「京極堂」の主人であり、神社の宮司でもありかつまた陰陽師でもある中善寺秋彦。
その驚異の博識と言葉の持つ力をもって、論理的科学的に事件を解明しつつ、人の心の闇に巣食う「憑き物」を落とす「付き物落とし」を生業としています。
彼の経営する古本屋「京極堂」の休業日にはその軒先に「骨休め」と書いた木札がぶら下げられます。
これは必殺シリーズ「新・必殺仕置人」で、骨接ぎ医、按摩の表稼業を持つ仕置人、念仏の鉄(山崎努)さんが、その表稼業を休業するとき、家の軒先にぶら下げた木札に書いてあった「骨休み」への、明らかなオマージュなんですね。
このように、京極夏彦さんは必殺シリーズの大ファンであり、それを象徴するのが「骨休み」であると、そういうことです。
わかったかな~。
……だから全然休んでないやん!明日は休みます。