ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

ボーイフレンド

2015-05-07 00:01:28 | 日記
学生時代の仲間たちと飲んできた。

メンバー5人のうち3人はメンズ。
同級生だからいずれも60近いおっさんだが
みんななかなかいい男たちである。

彼らと出会ったのは、かれこ40年近く前のこと。
女子高を出たばかりで免疫のなかった当時の私は
男子の前でどう振舞えばいいのかわからず
気軽に話すことができなかった。
その頑なな態度が恐らくかわいくなかったのだろう。
男子のほうも私を敬遠していた節がある。

ところが時を経て、こっちも恥じらいを忘れたイイおばさん。
彼らからかわいいと思われなくたっていいし
いまさら懇ろになろうなどという邪(よこしま)な思いもない。

そんな気楽な気持ちで彼らとたまに酒を飲むようになってから
10年、20年…
だんだんと彼らの魅力がわかってきて
いまさらながら、いい男たちじゃん!と思えるようになった。

ああ、残念。
あのころ、今のように誰とでも話ができるラフな私であったら
そしてあのころ、今のように細身のジーンズがはける私であったら
青春時代はバラ色に輝いていただろうに…。
(当時は今より10キロくらい太っていて、
デカケツに入るジーンズはなかなかなかった)

ま、そんなことを悔いても仕方ない。
私の人生はこれからだ。
生え際が後退してコレステロール値が高くなって
酒が弱くなって9時を過ぎたころには欠伸をし始める男たちではあるが
私にとっては心優しい貴重なボーイフレンドたち。
彼らと飲み笑う時間を大切にしながら
バラ色のシニアライフを送っていこう。

★追記
ああ、楽しかった飲み会。
高揚した気分で家のドアを開けた瞬間
そこにも長年のボーイフレンドがいたことに気づく。
「ただいま~。今日はメチャクチャいい気分だから
お弁当、作ってあげるね~」
まさに幸せの連鎖。
いつにない妻の思いやりを疑うことなく
おっさん、いたく感激しておりました。ふふっ。