ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

おっさんの中の、老人と子供

2014-06-20 21:54:20 | 日記
この間まで、おっさんは老人性皮膚掻痒症とやらに悩まされていた。
簡単に言うと高齢者の乾燥肌であり
腕や足、お腹など衣服でこすれることころが白く粉をふいたようになって
かなりの痒みを伴うようになるらしい。

痒いから掻く、掻くとますます炎症が広がり、いっそう痒みが強くなる。
誰にでも想像できる成り行きだ。
しかし女房の助言も聞かず、医者にも行こうとしないおっさんの症状は
見るも無残に進行の一途をたどる。
いよいよ気が狂いそうになるほどの痒みだったらしく
1ヶ月ほど苦しんだ末に病院へ。
そこでもらってきた薬を塗ると
おっさんお症状はバカみたいにあっさりと治ったのだった。

そして季節は初夏へ。
夜、仕事から帰ってきたおっさんが言った。
「また老人性のアレがぶり返したらしい。
今度は背中なんだ」

どれどれ? もう乾燥シーズンでもないのにと訝りながら
Tシャツをめくって背中を見てみると
なんだよ、汗疹(あせも)じゃん!!!
汗疹って・・・アナタいくつよ!?

性質はナイーブだが肉体は単純なおっさん、
冬場の乾燥シーズンは“おじいちゃん”
暑い季節になると途端に“お子ちゃま”
季節に合わせて、そんな風に身体が変化するらしい。

まったく、うっとうしいが飽きない男であることよ。